「裁判員辞退7割」改善へ 千葉地裁が未経験者見学ツアー

産経ニュース
法廷を見学する男性参加者3人に説明する女性裁判官=22日、千葉地裁(長橋和之撮影)
法廷を見学する男性参加者3人に説明する女性裁判官=22日、千葉地裁(長橋和之撮影)

千葉地裁の裁判員裁判の対象事件数は全国でも多く、裁判員候補者の人数は全国1位だ。一方で今年の辞退率は約7割(6月末時点)。そこで地裁は22日、裁判員裁判への不安をなくしてもらおうと、裁判員未経験者向けの見学ツアーを開催した。裁判員制度を身近に感じてもらい、参加率向上につなげたい考えだ。

ツアーには、裁判員未経験の9人が参加。裁判員の選任の抽選に用いるデジタルくじのデモ画面が全国で初公開されたほか、実際の法廷や評議室などが公開され、裁判官が参加者へ裁判の流れなどを説明した。

日本の空の玄関口である成田空港を抱えるため、千葉地裁では、裁判員裁判の対象事件である覚醒剤取締法違反事件の取り扱いが多く、裁判員裁判の件数も全国で有数となっている。今年の千葉地裁の裁判員候補者の人数は2万3400人で東京地裁を上回り全国1位に。候補者に選ばれる確率も全国1位という。

ツアー後には、裁判員経験者や法曹三者との座談会が実施された。座談会では、経験者が「学ぶことが多く、やってよかった」「裁判を身近に感じることができた」などと体験した感想を紹介。裁判日程と重なる仕事との調整などについても話した。

ツアーに参加した八千代市の公務員男性(43)は「(教育に関わっているので)人を裁く責任については教えてきたつもりだが、今回参加したことで『実際に(裁判員に)なった際に不安を感じる必要はない』と伝えることができる」。千葉大法科大学院2年の湊莉佳子さん(23)は「授業などで話は聞いていたが、実際に経験することはできないので貴重な機会だった」と話した。

友重雅裕裁判官は「国民に信頼される制度になるよう努力する」と述べた。

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