ヤクルト・高橋、歴史的快投劇はDH制のおかげ? 日本Sでのプロ初完封は55年ぶり偉業

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ロ初完封を日本シリーズの大舞台で達成した高橋
ロ初完封を日本シリーズの大舞台で達成した高橋

ヤクルト・高橋奎二投手(24)が21日の日本シリーズ第2戦(京セラドーム)でオリックス打線を5安打に抑え、プロ初の完投を大舞台での完封勝ちで達成した。セ・リーグの投手で今世紀初の完封をはじめ、パ・リーグを相手にした負の歴史の数々を断ち切った快投劇の裏には、DH制を巡る勝負のアヤがあった。

2014年春の甲子園優勝投手は、やはり大舞台に強かった。公式戦で完封勝利のない投手が、日本シリーズで完封勝利を挙げたのは1966年第6戦(対南海)の巨人・益田昭雄以来、実に55年ぶり2人目の快挙だ。「気合を入れて投げました。(オリックスの)宮城君もすごい投球をしていたので、〝先に降りるか〟と思いながらマウンドに立っていました」と高橋。若き左腕同士の投げ合いを意地で制した。

その熱投がシャットアウトしたのは、前夜の第1戦で2点リードから9回サヨナラ負けを喫した自軍の悪い流れだけではない。これで広島がソフトバンクに敗れた2018年第3戦から続いていた、セ・リーグ代表の連敗記録が「13」でストップ。さらに、13年第7戦で巨人が楽天に負けてから8年越しで続いていた、セ代表のパ・リーグ本拠地での連敗記録も「20」で止めてみせた。

歴史的偉業級の快投を演じた左腕に、敵陣も脱帽。前夜にサヨナラ打を放ったパ・リーグ2年連続首位打者の吉田正は、珍しい空振り三振を含め4打数無安打に倒れ「真っすぐに勢いがあって、いい投球をされた」。中嶋監督は「もっと球が荒れるかなと思っていたけど…。先制点を取れたら展開は違っていた」と振り返ったが、チーム関係者は「首脳陣が相手の投手起用を読み違えたのではないか」と指摘する。

今季の高橋の最長投球回は7回だったが、「セ・リーグはいくら調子がよくても得点チャンスに打席が回れば、ためらうことなく代打を送られてお役御免になる。今日は投手の調子が落ちるまで使い続けられる、DH制の利点を最大限に生かされてしまった」。打席に入る負担が免除された高橋の投球はオリックス側にとって未知の領域だったが、想定を上回る自己最多133球と自己最長9回を無失点で投げ切られる結果となった。

1勝1敗の五分で臨む23日の第3戦(東京ドーム)から3試合は、逆にDH制がなく投手が打席に入ることが、勝負の分かれ目となるかもしれない。 (山戸英州)


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