酒の蔵探訪

よしのや(長野市) 妥協なく造り、丁寧に売る

産経ニュース
レトロな土蔵が軒を連ねる「よしのや」の入り口=長野市(原田成樹撮影)
レトロな土蔵が軒を連ねる「よしのや」の入り口=長野市(原田成樹撮影)

善光寺(長野市)の大本願横という一等地にレトロな土蔵が並ぶ。店内に入ると試飲コーナーで販売員が丁寧に商品を説明してくれる。大衆酒「雲山」を手広く展開していた老舗の酒蔵「よしのや」は、新ブランド「西之門」でこだわりの酒を造るスタイルに変え、多様化した顧客の嗜好(しこう)に応えている。

見学コースには醸造設備も残され、昔のCM台本や、近辺の酒販店の写真などを展示。16代の藤井信太郎社長(45)が子供の頃に集めた日本酒ラベルのコレクションも展示され、産業史や文化史に触れることができる。

よしのやは、初代藤井藤右衛門が善光寺大本願尼公上人に随行して京都から移り、2代藤井伊右衛門が1637年に酒造業を始めた。1847年に長野市一帯を襲った善光寺地震を乗り越え、門前町から県都に発展するに伴って社業も成長。14代藤井伊右衛門は長野市長や衆院議員を務めたが敗戦後に公職追放や田畑を没収されるなど波乱の歴史を刻んだ。

一方、日本酒も、晩酌の主役の座をビールに奪われたり、級別制度の廃止が行われたりと、取り巻く環境は大きく変わった。普通酒が低迷する中、よしのやは平成7年、現在の本店がある西之門町に、酒の通年製造が可能な蔵を新設。工場を見学し、造りたての生酒を買える複合観光施設が誕生した。

  1. 【底辺キャバ嬢の盛り場より愛を込めて】困窮女性の大量参入で「ヤバいパパ」が急増 シャワー浴びてる間に財布からお金を盗み逃走

  2. 愛子さまご成年 3種類のドレスご着用、「ティアラ」で正装も

  3. 日大・田中理事長は「相撲界の常識」踏襲 知らぬ存ぜぬでスキャンダル乗り切った過去

  4. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」

  5. 保健室女性教師「ソープ勤務」だけじゃない ハレンチ教員懲戒事件簿