照ノ富士が中日勝ち越し、初解説の間垣親方「心技体に充実」

産経ニュース
【大相撲十一月場所(九州場所)8日目】〇照ノ富士(おしだし)遠藤×=福岡国際センター(村本聡撮影)
【大相撲十一月場所(九州場所)8日目】〇照ノ富士(おしだし)遠藤×=福岡国際センター(村本聡撮影)

大相撲九州場所8日目は21日、福岡国際センターで行われ、横綱照ノ富士がまたしてもあっさり給金を直した。技巧派の平幕遠藤を力でねじ伏せ、大関復帰を果たした今年夏場所以降は4場所連続となる中日での勝ち越し。「まだ終わっていないので残りも頑張ります」。勝ち越しを意にも介さない様子が頼もしい。

立ち合いで踏み込まれても強烈な圧力で盛り返す。相手がたまらず引いたところで一気に前へ出て押し出した。まったく危なげない内容に、「(立ち合いは)差されないようにと思って当たった。ふわっと立ってしまったが、後の流れはよかった」と振り返った。

秋場所後に引退して初めてテレビ中継の解説を務めた元横綱白鵬の間垣親方も、後継指名した後輩の強さに舌を巻く。取組後には「名古屋場所、秋場所と成長しています。心技体に充実していますね」と、一人横綱の重圧をはねのける勝ちっ放しに目を細めた。

間垣親方は「終盤は横綱、大関戦があるので、10日目まで星を落とさないのが優勝のカギ」と現役時代に肝に銘じていた秘訣(ひけつ)も明かした。大関復帰後の照ノ富士は初日から走る形を作り続けており、直接伝えてはいなくても〝優勝への方程式〟は引き継がれているようだ。

先場所で大栄翔に不覚を取った9日目には、高安との取組が組まれた。間垣親方に「あんなに強いのに何で負けるんだろうと思っていた」とまで言わせた大関経験もある実力者だ。難敵の挑戦を退け、例年の寒さが戻りつつある博多の土俵を力強く引っ張っていく。(奥山次郎)

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