GP2連勝の鍵山優真、ファイナル日本男子初の初出場優勝へ 課題は4回転ループと後半のジャンプ/フィギュア

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男子で優勝した鍵山優真のフリー=グルノーブル(ISU提供・ゲッティ=共同)
男子で優勝した鍵山優真のフリー=グルノーブル(ISU提供・ゲッティ=共同)

グランプリ(GP)シリーズの第5戦。男子フリーが行われ、昨季の世界選手権で2位に入った18歳の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が、ショートプログラム(SP)に続き、フリーも1位の185・77点をマークし、合計286・41点で今季男子初のGP2勝。自身初のシリーズ上位6人で争うファイナル(12月9~12日、大阪)進出を決めた。SP4位の17歳、佐藤駿(フジ・コーポレーション)は自己ベストの合計264・99点を出し、初のGP表彰台となる2位に入った。

両手を広げてフィニッシュポーズを決めると、18歳は喝采を浴びた。シニア2季目の鍵山が2位に21・42点差をつける圧巻V。今季GP2勝目を飾り、宇野昌磨(トヨタ自動車)に続いて日本男子2人目のファイナル進出を決めた。

「グランプリファイナルは今シーズンの目標の一部。2試合優勝でいけたことはすごくよかった」

第3戦のイタリア大会はSP7位から逆転で頂点に立ち、今大会はSP、フリーも1位の完全優勝を飾った。GP2連勝は、今季の男子では唯一で、日本勢では2019-20年シーズンの羽生結弦(ANA)以来の快挙。勝負の北京冬季五輪シーズンで勝負強さを発揮している。

世界選手権、GPファイナルともに3連覇中のネーサン・チェン(米国)らと争うファイナルでは、日本男子史上初となる初出場優勝が懸かる。新型コロナの影響で変則開催となり、日本勢のみで行われた昨季のNHK杯を含めて、GPシリーズは3戦3勝と負けなし。初出場だった昨季の世界選手権で銀メダルを獲得するなど実績はあるが、「ファイナルで優勝を争える実力があるかと言われたら、まだない」と厳しく自己評価した。

初出場優勝の鍵は、今季から挑戦する『4回転ループ』と『後半のジャンプの精度アップ』。今大会のフリーでは安定性を求め、4回転ループを回避したが、得点が1・1倍となる後半の4回転トーループは手をつき、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は1回転半となった。「(優勝の)うれしさより、悔しさの方が大きい」と振り返り、大一番へ「ジャンプの安定性を高め、4回転ループもいつでもいれられるように、もっと練習したい」と力を込めた。

フリーでは戦場が舞台の映画「グラディエーター」の音楽を使い、「戦いに向かう(戦士の)勇気や希望」を表現する鍵山。勇ましく進化した姿で決戦の地、大阪に乗り込み、演目に思いを重ねる。(武田千怜)

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