高速道路の除雪作業自動化にめど この冬に実証試験 北海道

産経ニュース

今冬は積雪下で試験

同支社の市川敦史技術部長(55)は除雪作業の自動化のメリットについて「現在は2人体制だが、1人体制に省力化できるという点は大きい。熟練者が緊張した中で行っている作業負担を軽減でき、なおかつ非熟練者でも作業に対応できるようになる」と話す。

この冬には積雪下で実証試験を行う計画だ。道内有数の豪雪地帯である岩見沢市を通る道央自動車道などで自動走行による除雪車の動作確認を行うことにしている。

システムの完成は令和4年度の予定で、実際の現場での運用が可能と判断されれば、同支社が道内に保有している30台のロータリー除雪車を対象に、更新時期をみながら段階的に導入する方針だ。

冬道自動運転技術について語る江丸貴紀准教授=17日、北海道大学(坂本隆浩撮影)
冬道自動運転技術について語る江丸貴紀准教授=17日、北海道大学(坂本隆浩撮影)

人口減で「開発が急務」

冬道自動運転技術に関するさまざまなプロジェクトに参加している北海道大学大学院工学研究院の江丸貴紀(えまるたかのり)准教授(48)は、この技術について「高速道路の路肩という限られたエリアで安全な作業が可能。オペレーターも作業に専念できる」などとメリットを挙げる。

「人口減少時代を迎え、新型コロナウイルス禍が回復基調に向かっていることを考えると、この先は除雪作業員が人手不足になるかもしれない。自治体の除雪費は高まり、除雪そのものも、今のような十分な作業ができない可能性もある」と江丸准教授。除雪車の自動運転が本格的に社会に導入されるのは約10年先とみているが「技術開発を急ぐ必要がある」と話している。(坂本隆浩)

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