勝負師たちの系譜

4連勝で「藤井竜王」誕生 独走を止める棋士はいるのか

zakzak
竜王戦からの一夜明け会見で「昇龍」と書いた藤井四冠
竜王戦からの一夜明け会見で「昇龍」と書いた藤井四冠

先週、竜王戦第4局が山口県で行われ、挑戦者の藤井聡太三冠が豊島将之竜王に勝ち、4連勝で竜王位を奪取した。

19歳での四冠は、羽生善治九段が持つ22歳での達成を3年半ほど縮める新記録である。つい2年前まで、藤井は勝率が8割を超えていても、中々タイトル戦に登場できず、まだまだと思われていた。ところが昨年、渡辺明三冠から棋聖を、木村一基九段から王位をと、連続してタイトルを奪ってからは、誰が藤井と指しても勝てないという雰囲気が漂い始めた。

最後の砦として出てきたのが、藤井に大きく勝ち越していた豊島で、王位戦、叡王戦、竜王戦と続けて指す19番勝負が始まった。これだけ一人の相手と指すと、痛み分けに終わることはまずなく、精神的ダメージを受けた方が一方的に敗れることが多い。

王位戦の1局目で豊島が完勝した時は、藤井を抑え込むのかと思わせたが、2局目以降は藤井が完全にペースを掴んだ。

藤井が勝つ時は、序盤から徐々に優位を重ねていって勝ち切る。豊島にチャンスがある将棋も、逆転を許してしまうという負のスパイラルで、豊島は2つのタイトル戦で敗れた。最後の砦となった竜王戦でも、第3局までは余り見せ場のない形で敗れ、最終となった第4局は、まさに精神的に追い込まれた側の負け方だった。

最終盤に来て豊島に勝ちが出たのだが、非常に難解。豊島とて読み切る力は尋常ではないのだが、読み切れない時に相手が自分より読める相手と思うと、つい居直ることができないのだ。

豊島が保険のつもりでかけた桂の王手が、自身の逃げ道をなくす敗着となって敗れ、竜王位を失った。

完膚なきまでに叩きのめされた棋士が、巻き返した例が2つある。最初は升田幸三三冠(当時独占)に対する大山康晴15世名人で、大山はタイトルをすべて奪われ、香落でも負ける屈辱を味わった。

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