虎のソナタ

普段は鷹ファンをも魅了する大谷 突然遠い存在になる選手、虎からも出る!?

サンスポ
藤浪は鳴尾浜で練習。同学年・大谷の偉業達成に祝福のコメントを寄せた
藤浪は鳴尾浜で練習。同学年・大谷の偉業達成に祝福のコメントを寄せた

昼ごろ、サンスポ編集局の虎ソナ席についた。そして、横を向くと…ギョッとした。エンゼルスカラーに包まれた女性がいた。

編集局には畑恵一郎局長の下、キャラの濃い人間がたくさんいる。現場に出て原稿を書く運動部、レイアウトを担当する整理部だけではなく、庶務として働く美女・トクコさんも貴重な戦力だ。

トクコさんの生まれは千葉。その後、親の転勤や結婚に伴い大阪、東京、名古屋、東京、大阪と転々としている。自称「さすらいのトクコ」は赤のニットパーカーと白いマスク姿でテキパキと業務をこなしていた。

「朝、家で大谷クンのニュースを見て、コーディネートも、ちょっと意識しちゃいました。大谷クンを嫌いな人はいないですよね。明日の1面、大谷クンですか?」

目をキラキラさせながら、虎ソナ席に聞いてくる。申し訳ないが、1面をどうする、というのはこちらに権限はない。だけど、普段はソフトバンクファンで「ギータ(柳田)」を連発している彼女でもここまで魅了されるわけだから、やっぱり大谷ってすごいですな。

「満票っていうのも、すごいよな。ディープインパクトはあれだけの活躍をしても、年度代表馬で満票はならなかった」

レース部で中央競馬を担当していた経験もある当番デスクの野下俊晴は2005年の3冠馬を思い返していた。あの年はクラシック競争で無双だったにも関わらず、満票に6票足らず。GⅠを4勝した2006年も、満票に2票届かなかった。

ア・リーグMVPは全米野球記者協会(BBWAA)に在籍する30人の記者による投票で決まる。もちろん、記者の見識が問われ、BBWAA事務局は「公平に投票すること」を呼びかけている。虎番の織原祥平も「チームの勝利への貢献度を見れば大谷さんしかいない」と興奮気味で、ビヤ樽編集委員の三木建次は周りをきょろきょろ見ながら「そりゃ、大谷よ。大谷以外に投票したら、袋だたきになるやろ」と話していたが、どこからも〝横やり〟が入らず、こんなにスマートにいくのも珍しい。私に投票権がなくて、よかった⁉(大阪・難波の窓際に座っているだけだから、あるわけないけど)

同い年の藤浪って、コメントを出すのかな? とふと思った。織原に聞くと、報道陣から要望があり、鳴尾浜で練習していた右腕はしっかりと対応してくれたという。どんなに自分が苦しい立場でも必ず報道陣の質問に立ち止まり、口を開いてくれるのが藤浪なのだ。

高校時代は藤浪が甲子園で春夏を連覇し、大谷は2試合のみの出場。明暗は分かれていたけど、あれよあれよという間に追い抜かれてしまった。

藤浪は「次元が違う。本当にすごい」などと脱帽したというけど、心の中では「クソッ、負けるもんか」と思っているはず。13年5月26日の阪神-日本ハム、甲子園で「藤浪vs大谷」が実現した。プロでの初対決で藤浪は初球から4球連続ストレート(最後はカットボールで左飛)。あのときの鬼のような表情と球はホントにすごかった。

「今となっては、やけど、大谷をもっと取材しておけばよかったと思う。大谷とは話したこともないんや」とビヤ樽はしょんぼりしている。突然、遠い存在になってしまうような選手が虎にもいるかもしれません。今のうちにガツガツ取材して、読者の皆さまに、ええ記事、届けてや~。

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