阪神・才木が再起!150キロ出た 打者6人被安打1、シート登板「最高ッス」

サンスポ
才木はシート打撃で〝実戦〟形式に復帰。投げられる喜びをかみしめた(撮影・中島信生)
才木はシート打撃で〝実戦〟形式に復帰。投げられる喜びをかみしめた(撮影・中島信生)
才木(右)はシート打撃登板後、矢野監督(左)と話し込む
才木(右)はシート打撃登板後、矢野監督(左)と話し込む

阪神秋季練習(19日、甲子園)ヒロトが帰ってきた! 阪神・才木浩人投手(23)が19日、甲子園での秋季練習で、この秋初の実戦形式となるシート打撃に登板し、復活をアピールした。高卒2年目の2018年に6勝を挙げてエース候補に名乗りを上げたが、昨年11月に右肘の手術を受けて育成契約に。〝実戦〟復帰した23歳は「最高ッス」と、とびっきりの笑顔をみせた。

150キロ超のストレートが、坂本のミットに吸い込まれる。ビシッと小気味のいい音が甲子園に響き渡った。右肘痛と戦ってきた才木は、マウンドで全力投球できる喜びをかみしめた。

「最高ッス。本当に楽しかった。投げられて、やっぱ野球は楽しいなって感じでした」

先頭の長坂をフォークで空振り三振。中野は浅い中飛。原口に左前打を許したが、打者6人を相手に1安打1四球。「トレーナーさんや理学療法士の方に感謝。野球でしか恩返しできない」と気持ちを新たにした。

須磨翔風高から2017年にD3位で入団し、18年は金本監督に見いだされて22試合に登板して6勝をマーク。「エース候補」と呼ばれたが、右肘痛に悩まされて昨年11月、右肘内側側副靱帯再建術、右肘関節鏡視下滑膜切除術を受け、支配下から育成になった。

リハビリに明け暮れた才木が勇気づけられたのは、米大リーグ時代に同じ右肘の手術を受けた藤川球児氏(現阪神スペシャルアシスタント)だ。

「体験からアドバイスをいただける。本当に参考になるというか、すごくありがたいです」

シート打撃登板を前に鳴尾浜に出向き、才木のキャッチボールの相手をした矢野監督も、感激と驚きでいっぱいだった。

「手術をする前よりよかったんじゃない? 真っすぐは150キロぐらいは出ている。スピン量が2500~2600いっているのは、なかなかいないし」

スピン量とは1分間あたりに球が何回転するかを数値化したもので、菅野(巨人)が2500、藤川氏で2700といわれる。プロ野球選手の平均が約2200で、球速とともに剛速球投手のバロメーター。指揮官の期待は膨らむばかりだ。

「矢野さんが監督になられてから全然、貢献できていない。1軍に上がって優勝に貢献できるように、来年に向けて準備したい」と才木。次の目標は背番号「121」を2桁へ。〝再起〟へのストーリーは、これからが本番だ。(三木建次)

★金村コーチ、1軍C「全然ある」 金村投手コーチは才木について来春の1軍沖縄キャンプ参加の可能性を示唆した。「12月もたぶん投げ続けるやろうから、それ次第では全然あるんじゃないですか」。現在はまだリハビリ組だが、今後はブルペンでの球数を増やしていく方針。「真っすぐを投げるときの腕の振りは抜群だった。変化球はまだ怖さがあると思う。どんどん投げて克服してほしい」と課題に挙げた。

■才木 浩人(さいき・ひろと) 1998(平成10)年11月7日生まれ、23歳。神戸市出身。須磨翔風高では1年秋からベンチ入りも、甲子園出場はなし。2017年D3位で阪神入団。18年5月27日の巨人戦(甲子園)でプロ初勝利。19年に右肘を痛め、20年11月に内側側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)などを受け、同年12月に育成契約となった。右投げ右打ち。189センチ、88キロ。年俸980万円。背番号「121」

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