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〝利き脳〟片付け術 左右タイプ知り、家も心もスッキリ円満

産経ニュース

「なんで散らかすの」「細かすぎ」。家庭内のケンカの原因となる「片付け」問題。実は脳タイプの違いで衝突が起きているのかも? ひらめきの右脳、論理をつかさどる左脳。認知・行動を支配する脳にも右利き・左利きがあり、4タイプに分かれるという。「使ったモノを元の場所に戻せない」「ラベルを貼りたがる」などの対照的な特徴があり、それぞれに適した整理収納法を指南する〝利き脳〟片付け術が注目されている。自分や家族の脳タイプを知ってお互いを理解すれば、年の瀬を前に、家も心もスッキリ大掃除できる⁉

判定は簡単

利き脳片付けは、故坂野登京都大名誉教授の「しぐさ利き脳理論」を、一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会が整理収納に応用した実践術だ。

利き脳は、見聞情報を脳に取り込むインプットと、行動を起こすアウトプットの組み合わせで「右右(うう)脳」「右左(うさ)脳」「左左(ささ)脳」「左右(さう)脳」の4タイプに分類。坂野教授が統計から編み出した、指組み・腕組みと左右の脳との関連テストで判定できる。

インプットの利き脳は、両手の指を組んで左手が下の人なら左脳、右手が下なら右脳タイプだ。アウトプットの利き脳は、腕組みしたときに左腕が下(体側)なら左脳、右腕が下であれば右脳タイプ。

こんな簡単な方法…と思いつつわが家も実践。壁を自由に飾り付けている筆者は左右脳、堅実派の夫は左左脳。「なんか当たってる⁉」。占い感覚で面白い。

Zoomで個別指導も

宅配型トランクルームを運営するエアトランク(東京都千代田区)は9月、利き脳片付けを業界で初めてサービスに取り入れた。

「コロナ禍で在宅時間が増え、整理収納への関心が高まった。テレワーク場所の捻出、汚部屋による家庭崩壊の危機から相談されるケースもある。なぜ片付けられないのか? 自分と家族のタイプを知ることから、解決につなげます」

同社整理収納事業部の鈴木尚子部長が語る。自身は右右脳タイプで「脱ぎ散らかす」「ゴミ箱にフタがあるだけで、ゴミ捨てを負担に感じる」といった行動傾向があり、18年前の長男出産を機に荒れた家と心を整えたいと整理収納の道へ。日本ライフオーガナイザー協会にも所属し、今は後進を育てる立場だ。

同社の利き脳片付けはオンラインの「Zoom」で専門スタッフが〝家庭訪問〟。利き脳と、暮らしの問題点や理想を導き出して個別指導する。座学90分、実技120分。各1万1千円(テキスト代込み)だ。

わが家では筆者が買い集めたワンピースが、夫のクローゼットに侵食しては文句をいわれている。大半が流行や体形の変化で着ていないが、刺繍(ししゅう)や柄にひかれて手放せないでいるのだ。

「夫の機嫌を損ねても、保管コストを払ってでも持っていたい服ですか? そこがひとつの基準です」

下村志保美さんが、画面から呼びかけた。利き脳を生かした整理収納術の著書もある専門家だ。

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