鍵山優真、ミスがあっても100点台 7位出遅れのイタリア大会から修正し、2位と10・88点差の圧倒的首位発進/フィギュア

サンスポ
男子SPの演技を終えて笑顔の鍵山優真=グルノーブル(共同)
男子SPの演技を終えて笑顔の鍵山優真=グルノーブル(共同)

フィギュアスケート・フランス杯第1日(19日、グルノーブル)グランプリ(GP)シリーズの第5戦。男子ショートプログラム(SP)が行われ、第3戦のイタリア大会を制した18歳の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が、今季自己最高の100・64点をマークし、首位に立った。シリーズ全6戦の上位6人で争われるファイナル(12月、大阪)進出に前進した。第1戦のスケートアメリカで4位だった佐藤駿(17)=フジ・コーポレーション=は自己ベストの87・82点で4位につけた。

得点を見て、控えめにガッツポーズした。第3戦のイタリア大会でSP7位から大逆転優勝を果たした鍵山は、フランス杯でも好調をキープ。最後のジャンプ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でミスが出ても、大台の100点台に乗せた。フランスのファンから大歓声で祝福され、手を振って応えた。

「ミスがあっても100点台。そこは大きく成長した部分かな。よかったです」

ミスが連鎖して出遅れたイタリア大会からジャンプの構成を変更。世界選手権で2位に入った昨季と同じ構成で臨んだ。冒頭の4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプを美しく決めると、続く4回転トーループは出来栄え点で3・66点の加点を引き出した。

「(前戦のSPは)嫌な記憶ではない。『これも自分の弱さ』と一つの経験として試合を終えることができた」。失敗を成長へとつなげた。試合前のアップから見直したといい「(昨季の)世界選手権とほとんど同じやり方。たくさん動くようにした」。北京冬季五輪のメダル候補に躍り出るきっかけとなった大会の動きを再現。自己ベストまで0・32点に迫る高得点をたたき出し、今季3人目のSP100点超えとなった。

同世代の佐藤とともに出場。ジュニア時代からしのぎを削る関係で、2019年のジュニアのGPファイナルは佐藤が優勝し、鍵山は4位だった。今大会のSPでは、ライバルに12・82点の差をつけ、世代のトップを走っている。

2位と10・88点差の圧倒的な首位発進で、ファイナル(12月、大阪)進出に前進。20日(日本時間21日未明)のフリーへ「ファイナルは目標にしているけど、考えすぎると緊張する。しっかり(演技を)まとめるという目標を持ってやっていく」。今季から取り組む4回転ループの挑戦は検討中。冬季五輪に2度出場した経験のある正和氏を父に持つサラブレッドが、勝負の北京五輪シーズンに躍進を続ける。(武田千怜)


鍵山 優真(かぎやま・ゆうま)2003(平成15)年5月5日生まれ、18歳。神奈川県出身。通信制の星槎国際高横浜3年。シニアデビューした昨季は、初のグランプリシリーズとなったNHK杯で優勝。全日本選手権3位。3月の世界選手権では、日本男子史上最年少(17歳10カ月)で銀メダルを獲得。冬季五輪に2度出場の正和氏を父に持つ。160センチ、51キロ。

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