ソウルからヨボセヨ

伝説の野球選手は韓国にも

産経ニュース
バットを構える白仁天。韓国プロ野球のレジェンドの一人だ=2009年10月、ソウル市内(三浦馨撮影)
バットを構える白仁天。韓国プロ野球のレジェンドの一人だ=2009年10月、ソウル市内(三浦馨撮影)

プロ野球の日本シリーズは今週始まり、韓国シリーズは今週終わった。このタイミングで韓国ではドキュメンタリー映画『1984崔東原(チェ・ドンウォン)』が上映されている。プロ野球草創期に活躍したロッテ・ジャイアンツの崔東原投手の話だ。彼は1984年韓国シリーズで一人で4勝(1敗)を挙げ韓国プロ野球史のレジェンド(伝説)になっている。

日本でもシリーズ4勝投手は西鉄ライオンズの稲尾や南海ホークスの杉浦が記憶に残るが、韓国プロ野球の伝説はほかにもある。プロ野球がスタートした82年、日本から帰国し監督兼選手で活躍した白仁天(ペク・インチョン)の打率4割1分2厘や、翌83年にやはり日本からやってきた福士(韓国名・張明夫=チャン・ミョンブ)の年間30勝は、いまも破られない未踏の記録として残っている。

映画には84年シリーズで崔東原と投げ合った三星ライオンズの新浦(韓国名・金日融=キム・イリュン)も登場する。この年、日本からはせ参じて16勝を挙げ、翌85年には25勝を挙げている。映画では当時の思い出を語っているが、日本プロ野球が米国との長い交流で発展したように、韓国プロ野球も日本との交流でスタートし発展したのだ。映像には82年プロ野球始球式での全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領の姿が登場する。韓国プロ野球創設は間違いなく全斗煥政権の〝善政〟だった。(黒田勝弘)

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