虎のソナタ

来年、現実の阪神優勝パレードを ことしはオリファンを心の底から羨ましがりましょう

サンスポ
じゃれ合う藤浪㊨と西純。来年は虎が御堂筋パレードや!!
じゃれ合う藤浪㊨と西純。来年は虎が御堂筋パレードや!!

あれはことしの開幕2戦目だったから、3月27日のことだ。京都・京丹後市の「野村克也ベースボールギャラリー」で取材中の私にダンカンからピロピロリ~ンと着信。この様子はこの「虎のソナタ」でも書いた。

実はあの日、言ったのだ。アレ、辞めたほうが良かったんじゃないですか? と。さらに、タイガースは信用できませんよ、とも付け加えた。

「いや~、今まで何度となく『阪神が負けたら○○する』と宣言してヒドい目に遭ってきましたが、ことしほど安心して宣言した年はないです。間違いなく優勝しますから。だから頭をツルツルにすることも絶対あり得ない。世の中にはこんな気持ちのいい賭けもあるんですね」

思えば、スーパールーキー佐藤輝明が記念すべき1号ホームランを打った日だった。ヤクルトを粉砕して開幕2連勝した日だった。「阪神が優勝しなければ断髪」を高らかに公言していたダンカンの絶頂期(?)だったかもしれない。

ことしに関しては絶頂期はしばらく続いた。半信半疑だった私ですら、不安は消え、確信だけが頭の中を埋め尽くしていた。

いま、V逸断髪式をダンカンが行った(記事20面)という報を受け、思う。どれだけ期待を裏切るチームなんだろう、と。だから阪神ファンは辞められない、という方も多いんだろうけれど。

そう、ひたすら待ち続けなければいけないのだ。25年ぶりにリーグ優勝して、クライマックスシリーズを突破し、あすから日本シリーズを戦うオリックス。ファンはさぞや長かっただろう。でも、あの幸せそうな顔、顔、顔…。阪神ファンは心の底から羨ましがりましょう。仕方ない。

盛り上がり続けるパ・リーグチャンピオンは、「バーチャル御堂筋パレード」を行うとか。どんな仕掛けか、楽しみだ。同時に思い浮かぶのは松井一郎大阪市長だ。

毎年、必ず京セラドームにやってきて「秋に御堂筋パレードができるように、沿道は予約済み。私の予定も空けている」と繰り返してきた。リップサービスは途絶えたことがない。いつも背中に「ICHIRO」のユニホームで始球式。あの天才打者と同じ文字を背負ってゴキゲンだった。

ことしの開幕戦。またまた始球式に登場した松井市長の背番号は「R25」だった。ルート25。御堂筋は実は「国道25号」。執念を見せ続けて、ついに悲願が叶ったわけだ。

「バーチャルパレード、面白そうですね。オリックスって、シーズン中のユーチューブを見ていても、結構センスを感じます。宮城クンが山本由伸投手や、大先輩の能見さんに突撃していたり。阪神担当ですが、楽しんで見ていました」

オリックスの企画力を評価したのはトラ番・原田遼太郎。もちろん、阪神だっていろんな工夫をして楽しませてくれている。優勝していれば、あの企画は良かった、これも良かった、と振り返れたんだろうなぁ。

オリックスのバーチャルを見ながら、猛牛戦士を阪神ナインに置き換えて、バーチャルをさらに勝手に空想してみますか。さすがに、ちょっと寂しすぎるか。

阪神はコロナもなくなるであろう来年、現実のパレードを。信じましょう。

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