井崎脩五郎のおもしろ競馬学

名牝に試練の一戦?

産経ニュース
昨年のマイルチャンピオンシップで力走するグランアレグリア。今年も最有力視されている  =2020年11月22日、阪神競馬場(薩摩嘉克撮影)
昨年のマイルチャンピオンシップで力走するグランアレグリア。今年も最有力視されている =2020年11月22日、阪神競馬場(薩摩嘉克撮影)

桜花賞馬が、5歳になっても第一線というのは、極めてめずらしい。今週のマイルチャンピオンシップ(GI、阪神芝1600メートル)で最有力視されているグランアレグリアである。

ふつう、桜花賞馬は早熟で、桜花賞のあとは精彩を欠くことが多く、(このまま負け続けて、桜花賞馬の看板にキズがつくよりは、早く引退させてしまおう…)ということになりがち。

ところがグランアレグリアは、3歳時に桜花賞を勝ったあとも脚力は衰えず、翌4歳時には安田記念、スプリンターズS、マイルチャンピオンシップという3つのGIを制覇。さらに今年5歳時にはヴィクトリアマイルを勝っている。

こんなふうに、桜花賞馬が4歳時にも5歳時にもGIを勝った例は、グレード制がスタートした1984年以降、たった3頭しか前例がない。桜花賞制覇時の年とともに書き出してみよう。

2009年 ブエナビスタ

2012年 ジェンティルドンナ

2018年 アーモンドアイ

これにグランアレグリアを加えた4頭は、まさに歴史的名牝で、これから繁殖牝馬として、日本競馬の発展にいずれも大きく寄与するのではないかという期待がかかっている。

これら4頭のうち、グランアレグリアが異色なのは、桜花賞のあと勝ったGIレースの中に、短距離1200メートルのスプリンターズSが含まれていること。

短距離界は消長が激しく、あとからあとから若いスピード馬が登場してくる。それらを押さえ込んで、4歳秋にグランアレグリアがスプリンターズSを勝ったのは、ケタ外れのスピード能力を示している。

はたして今週のマイルチャンピオンシップで、グランアレグリアはどんなレースを見せるのか。「前走の天皇賞でゴール前で甘くなって3着に敗れたのは、パワーにかげりが出ている証拠」「前3走で体重が、2キロ増、4キロ増、2キロ増と増え続けているのは、人間でいう中年太り」と、穴党も手ぐすねひいており、名牝に試練の一戦になる可能性も。(競馬コラムニスト)

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