中国、フィリピン船を放水で妨害 南シナ海、外相が抗議

産経ニュース
3月、南シナ海・南沙諸島の海域で隊列を組む中国船団(フィリピン政府提供・共同)
3月、南シナ海・南沙諸島の海域で隊列を組む中国船団(フィリピン政府提供・共同)

【シンガポール=森浩、北京=三塚聖平】フィリピンのロクシン外相は18日、南シナ海を航行していた輸送船2隻が中国船により航行を妨害されたと発表し、在フィリピン中国大使館に抗議したことを明らかにした。中国はドゥテルテ政権の融和姿勢に乗じるように南シナ海の実効支配を進めており、「中国との距離」は来年5月のフィリピン大統領選の争点となりそうだ。

妨害があったのは16日で、スプラトリー(中国名・南沙)諸島のアユンギン礁に向かっていた船2隻が中国船3隻に放水された。負傷者はいないが、船の航行は中止された。

ロクシン氏は同礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)であり、「中国はこの地域とその周辺における法執行権を持っていない」と反発した。また、中国が自制を失えば、両国首脳が育んできた「特別な関係」を脅かすとも述べた。

中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は18日の記者会見で、フィリピン船が「中国の同意を経ずに勝手に入った」と主張。その上で「中国海警局は法に照らして公務を遂行し、中国の主権と海上秩序を守った」と強調した。

フィリピンや中国などが領有権を争うスプラトリー諸島周辺では3月に200隻以上の中国船が停泊していることが確認され、フィリピンはこの際にも抗議。一部の中国船は現在も停泊を続けているもようだ。

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