陸上とスキーの〝二刀流〟村岡桃佳が北京パラへ決意「自分自身のためにメダルを」/パラアルペンスキー

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オンライン取材に応じた村岡
オンライン取材に応じた村岡

2018年平昌冬季パラリンピックのアルペンスキー女子座位で金を含む5つのメダルを獲得した村岡桃佳(24)=トヨタ自動車=が18日、オンラインで取材に応じた。19年4月から陸上競技にも挑戦。東京パラリンピックの陸上女子100メートル(車いすT54)で6位入賞を果たした〝二刀流〟アスリートが、約4カ月後に迫った北京冬季パラリンピックへ決意を示した。

決勝進出という目標を達成した東京パラリンピックからわずか2カ月。村岡は、陸上の競技用車いす「レーサー」から、1本のスキー板が固定されたいす「チェアスキー」に乗り換え、雪上を滑走している。視線の先にあるのは、大回転で2連覇が懸かる北京冬季パラリンピックだ。

「(陸上で)東京パラに出場して、やっと二刀流がスタートしたと思っている。ゴールは北京パラ。二刀流を決意した自分自身のためにメダルを取りたい。挑戦してよかったと思えるように頑張ります!」

東京大会直後は「想像以上に燃え尽きて動けなくなった」というが、1週間の休息を挟み、すぐに冬モードにシフトした。10月下旬にはオーストリアで行われた合宿に参加。北京冬季大会に照準を定め、トレーニングを積んでいる。

19年4月から陸上に挑戦。今年3月にアジアカップに出場するなど、陸上に打ち込みながらも、スキーに触れる時間をつくってきた。それでも「これまでスキーにかけてきた時間を考えると、(陸上をメインとしていた期間に)雪上にいた時間は私にとっては0に近い」。

簡単な挑戦ではないが、約2年半のブランクを経て、本格的に雪上に戻り、〝二刀流〟の効果を実感している。「陸上のトレーニングにより、体幹が強くなった」。これまで荒れた雪面を滑走する際は、きれいな雪面を滑るときと比べて、1・5秒ほどタイムが落ちていたが、現在は「落ち幅が少なくなった」。転倒する回数も減ったといい、体をコントロールする力が向上。〝本業〟で進化した姿を示している。

今後は海外遠征に出発し、W杯に参戦する予定。海外勢と争いながら、コンディションを上げていく。「平昌では金メダルは1種目。他は2番、3番でいわゆる負け。挑戦者という気持ちは変わらない」。冬の祭典は東京大会から約半年で迎える。〝夏冬二刀流〟の「ゴール」と語る北京大会へ。集大成を笑顔で締めくくるべく、研鑽(けんさん)を積む。(武田千怜)


村岡 桃佳(むらおか・ももか) 1997(平成9)年3月3日生まれ、24歳。埼玉・深谷市出身。正智深谷高、早大を経て早大大学院(現在は博士課程)。4歳時に横断性脊髄炎で両下肢にまひが出て、車いす生活に。中学2年で本格的に「チェアスキー」に乗った。14年ソチ冬季パラリンピックの大回転で5位。18年平昌大会で大回転金メダルを含む出場5種目全てでメダル獲得。東京パラリンピックの陸上女子100メートル(T54)で6位入賞。150センチ。

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