「幸せな時間だった」三宅宏実が引退会見 21年の競技生活振り返る/重量挙げ

サンスポ
誕生日の引退会見で、用意されたバースデーケーキに顔を近づける三宅宏実=東京・新宿区
誕生日の引退会見で、用意されたバースデーケーキに顔を近づける三宅宏実=東京・新宿区

日本女子最多タイの5度の夏季五輪出場を果たし、2012年ロンドン大会で銀、16年リオデジャネイロ大会で銅と2つのメダルを獲得した重量挙げ女子48キロ級の三宅宏実(いちご)が、36歳の誕生日の18日、東京都内で引退記者会見を開き、「大好きな競技を長く続けられたのは幸せな時間だった」と、21年間の競技生活を振り返った。

銀メダルを獲得したロンドン五輪が「ピークだった」。その後はけがなどがあり、「(力が)戻ってくると思っていたが戻らなかった」。リオ五輪では直前のけがを乗り越えて銅メダルを獲得、「4年後に東京五輪がなければ、それで引退していた」。1年延期された今夏の東京五輪はスナッチ74キロ、ジャークは記録なしに終わったが、「いま出せる自分の限界だと納得した大会だった」と話した。

00年シドニー五輪を見て競技を始めた。当初、1968年メキシコ市五輪銅メダリストの父、義行氏(現日本協会会長)から「五輪でメダルを取ること」「絶対にあきらめないこと」と2つの条件を出されたという。昨年秋に腰を疲労骨折、東京五輪出場が危ぶまれたが「あきらめないという条件で始めたので、最後までやり切りたいと思っていた」と振り返った。

「重いものを持てているときが一番楽しいし、記録が数値として見えるので、どれくらい強くなったかがすぐにわかる」と競技の魅力を語る。

伯父の義信氏が64年東京、68年メキシコ市の両五輪で連覇。父の存在もあり、三宅家はこの競技の〝名門〟だ。重圧はついて回ったが、「それがあったから新鮮な気持ちで毎回チャレンジできた。父や伯父を早く超えたい、そういう選手になりたいと思って、(64年の)東京(五輪)から(2021年の)東京(五輪)へつなぐことができた」と話した。

今後は所属するいちごのコーチとして後進の指導に当たる。英語の学習にも意欲的に取り組んでいるそうで、国際的な活動を視野に入れているとした。バースデーケーキも用意されるなど、指導者としての〝新たな門出〟を祝う会見となった。

  1. 【底辺キャバ嬢の盛り場より愛を込めて】困窮女性の大量参入で「ヤバいパパ」が急増 シャワー浴びてる間に財布からお金を盗み逃走

  2. 愛子さまご成年 3種類のドレスご着用、「ティアラ」で正装も

  3. 日大・田中理事長は「相撲界の常識」踏襲 知らぬ存ぜぬでスキャンダル乗り切った過去

  4. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」

  5. 保健室女性教師「ソープ勤務」だけじゃない ハレンチ教員懲戒事件簿