今から始めよう!70代まで働く健康術

知らぬ間に進行していく歯周病 65歳以上の6割に「歯周ポケット」 定期的に歯科医院で専門的なケアを

zakzak
東京医科歯科医大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野の片桐さやか准教授
東京医科歯科医大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野の片桐さやか准教授

歯周病を抱えていると腸内細菌叢(そう=多種多様な細菌の集まり)が変わり、骨格筋に脂肪がつきやすく、サルコペニアや糖尿病などにもつながりやすいことを前回紹介した。歯周病を放置するのは、身体全般にとってよくないのだ。

「歯周病と相関関係がよく知られる糖尿病は、歯周病治療を行うと血糖値が改善します。糖尿病の治療ガイドラインでも採用されるほど、歯周病治療は全身の健康管理でも重要な意味を持つようになっています」

こう話すのは、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野の片桐さやか准教授=顔写真。歯周病と腸内細菌叢が引き起こす全身への影響について研究を行っている。

歯周病は、歯と歯ぐきのすきまの歯周ポケットから侵入した歯周病菌が、歯肉に炎症を起こし、歯を支える歯槽骨を溶かして抜歯の原因となる。歯周ポケットには、細菌のかたまりの歯垢(しこう=プラーク)が生じやすく、それが固まって歯石になり、さらに細菌の温床となる。それが歯周病を悪化させる。

「歯周病は早期段階では、歯ぐきの炎症や出血などの症状に、ご自身では気づきにくいことがあります。定期的に歯科で検査を受け、適切に対処することが大切です」

歯周病は知らぬ間に進行していく。厚労省の2016年「歯科疾患実態調査」によれば、歯肉炎につながる4ミリ以上の歯周ポケットを有する人の割合は、45~64歳で約50%、65歳以上で約60%。しかも、2011年の調査結果と比べて、どの年代も4ミリ以上の歯周ポケットを有する人の割合が増えている。また、歯肉出血を有する人の割合は、40%前後となっている。

  1. 【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗

  2. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」

  3. 無免許当て逃げの木下都議、シャネルに「胸元ガバガバ」赤ワンピで登場の強メンタル

  4. 小泉進次郎氏「妻に申し訳ない」 クリステルさん名義の巨額資産公開で

  5. 巨人・小林“謎の昇格”にナイン「いよいよトレードだ」と惜別 捕手を4人体制とした原監督の真意は