相次ぐ高齢者事故 免許返納なおハードル

産経ニュース
スーパーに車が突っ込み、3人が死傷した事故現場=17日午後2時58分、大阪府大阪狭山市(須谷友郁撮影)
スーパーに車が突っ込み、3人が死傷した事故現場=17日午後2時58分、大阪府大阪狭山市(須谷友郁撮影)

大阪府大阪狭山市のスーパーで3人が死傷した事故と同様、高齢ドライバーの運転ミスによる事故に通行人が巻き込まれるケースは後を絶たない。相次ぐ事故を受け、高齢ドライバーが運転免許証を自主返納する動きが広がりつつあるが、返納のハードルはまだ高いのが実情だ。

東京・池袋では平成31年4月、飯塚幸三受刑者(90)の運転する車が暴走し、母子が死亡、9人が重軽傷を負った。飯塚受刑者は公判中、一貫して無罪を主張したが、東京地裁は今年9月の判決公判で、事故原因がペダルの踏み間違いによるものだったと認定した。また昨年7月、札幌市で80歳の女が運転する車がスーパーに突っ込み、2人が死傷した事故でも、女は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と説明していた。

警察庁によると、飯塚受刑者の事故が起きた年は、75歳以上の免許自主返納数が35万428件にのぼり、全体の58・3%を占めた。ただ、地方など交通手段の乏しい地域の高齢者は返納を渋る傾向にあるという。

道交法では75歳以上が免許を更新する際、認知機能検査を受ける必要があり、免許取り消しや停止になることもある。さらに来年5月には、一定の違反歴があれば運転技能検査を義務付ける改正法も施行される見通しだ。

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