1975 エンタメプレイバック

「およげ!たいやきくん」 “モーレツ時代”のサラリーマンの心に刺さった

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子門真人の独特な歌い方も魅力だった
子門真人の独特な歌い方も魅力だった

1975年10月、『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ系)で流れた曲がのちに日本で一番売れたシングルレコードとなった。それが『およげ!たいやきくん』だ。

この曲が登場したとき、まだレコード化という話はなかったという。しかし番組にリクエストが殺到し、76年1月のリリース予定が前倒しされ、75年12月に発売されると、現在まで歌い継がれ、450万枚以上を売り上げることになった。

子供たちに遊び心と冒険心を伝えたいという思いから生まれた曲だったが、「まいにちまいにちぼくらはてっぱんの~」という歌詞が、60年代の〝モーレツ時代〟を経験したサラリーマンの心にも刺さったのだ。

実は当初、テレビで流された曲はフォークシンガーの生田敬太郎が歌っていた。しかし、レコード化の前に違うレコード会社と専属契約を結んでしまったため、新たに子門真人が歌うことになったのだ。

『仮面ライダー』の主題歌『レッツゴー‼ ライダーキック』などがヒットしたことで、水木一郎やささきいさおと並んで〝アニソン御三家〟と称された子門。

歌手でありながら会社員という〝二足のわらじ〟であったが、アフロヘアにめがねという独特のいでたちで人気を博した。しかし90年代には引退し、その後は表舞台に出てきていない。

450万枚ものヒットとなると、さぞかし歌唱印税も入ったかと思いきや、1曲5万円の買い取りで歌ったため、子門本人の懐が潤うことはなかった。しかし、後に100万円と白いギターをもらったとされる。

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