19日に「大変深い」部分月食 90年ぶりの天体ショー

産経ニュース
部分月食中の月の位置
部分月食中の月の位置

月の大部分が地球の影の中に入り、「大変深い」と表現される珍しい部分月食が19日、全国各地で見られる。当日は午後6時2分54秒頃に、月の直径の97・8%までが影に入り込む。今回の割合以上に「大変深い部分月食」は昭和36年(99・2%)に観測されたが、日本国内では見ることができなかった。国内で「大変深い」状態の月食が見られたのは昭和7年9月(98%)にまでさかのぼり、実に約90年ぶりとなる珍しい「天体ショー」となる。

国立天文台によると、部分月食は夕方から、夜の午後7時47分24秒頃までに起こる。北海道や東北の北部では、部分月食を最初から最後まで見ることができ、これ以外の地域では、月が欠けた状態で空に昇る「月出帯食(げっしゅつたいしょく)」となる。部分月食が最大の97・8%となるのは午後6時2分54秒頃になる。いずれも肉眼で観察でき、写真撮影なども可能だという。

皆既月食では、太陽光が地球に遮られて月全体が地球の影に入り、月は「赤銅(しゃくどう)色」と呼ばれる赤黒い色に見える。これは、太陽からの光の一部が、地球の大気によって屈折し、かすかな赤い光で月面を照らすためで、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ仕組みだ。

地球の影に対する月の動き
地球の影に対する月の動き

今回の大変深い部分月食について、国立天文台の担当者は「大気の状態によってオレンジ色のような明るい色になったり、黒色に近い暗い色になったりするので、どう見えるかは予測ができない」としつつ、「どう見えるのかも当日の楽しみにしてほしい」と話している。

国立天文台によると、今回よりも大変深い部分月食で、影に入った部分が最も大きいのは、1881(明治14年)と昭和7年の98%。前者は全国各地で観測できたが、後者は一部地域での観測にとどまった。今回は全国各地で見られる。また、今回よりも割合が大きく、全国各地で大変深い部分月食が次に見られるのは2086年11月21日(99・2%)だという。

国立天文台は11月19日当日午後4時から、部分月食の様子をライブ中継(https://www.youtube.com/watch?v=mwrKHHRLxkk)する予定。

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