盛大に「天神講獅子300年祭」 昔の獅子舞再現

産経ニュース
勇壮な獅子舞。訪れた人たちを魅了した=大阪市北区
勇壮な獅子舞。訪れた人たちを魅了した=大阪市北区

大阪天満宮の夏祭り「天神祭」を盛り上げる獅子舞や傘踊りを伝承する講社「天神講獅子」の創立300年祭が14日、大阪市北区の帝国ホテル大阪で開かれた。神社や企業などから関係者約110人が参加。半世紀前の振り付けを再現した特別な獅子舞で祝った。

式典では森本幸一講元が同講社支援への謝意を伝え、天満宮の寺井種治宮司は「天神講獅子は皆が家族のように仲が良く子供たちは礼儀も学んでいる。獅子舞や傘踊りは洗練されていて自慢の講だ」と話した。

続いて5頭の獅子が現れ、舞台上で大暴れ。この日のために再現した講元だけが知る半世紀以上前の「刀の舞」を講社の若手らがお披露目した。森本講元は「ようやく次世代に伝えることができた」として安堵(あんど)の表情を見せた。

同講社の発祥は江戸時代の「寺子屋」とされ、特に天神信仰が厚い大阪の寺小屋は「天神講」として普及。一部が講社と呼ばれる組織を結成し、天満宮への奉仕が始まったとされる。明治23(1890)年に伊勢の神楽師から踊りが伝えられた後、「踊り集団」として受け継がれている。

最古の史料としては、享保9(1724)年に発生した「享保の大火」の際に鏡などの奉納品を同講社から受け取った記録が天満宮に残り、それ以前からの存在がうかがわれる。

また、同講社の歌の歌詞にはさらに古い「元禄時代の昔より」とあり、「諸説あるが300年以上続いていることは確か」(森本講元)として昨年を記念年に定めたが、コロナの影響で式典は今年に延期された。

天神祭の講社は約25あり、最大規模の同講社は子供を中心に約800人。獅子舞や傘踊りのほか、竹製楽器を鳴らして踊る「四つ竹」「梵天」などを披露、祭りの花形となっている。

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