首相、拉致解決「私の手で必ず」 国民集会

産経ニュース
挨拶する岸田文雄首相=13日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)
挨拶する岸田文雄首相=13日午後、東京都千代田区(三尾郁恵撮影)

北朝鮮による拉致被害者家族会などは13日、東京都千代田区で国民大集会を開き、出席した岸田文雄首相は「拉致問題は岸田内閣の最重要課題だ。私の手で必ず解決しなければと強く考えている」と決意を述べた。また、年内を目指す訪米で拉致問題への理解を促す考えも示した。集会では家族会が掲げてきた「全拉致被害者の即時一括帰国」の訴えを改めて決議した。

集会に初めて参加した首相はあいさつの冒頭、横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=の父、滋さんと、有本恵子さん(61)=同(23)=の母、嘉代子さんが昨年、死去したことに触れ、「どれだけ無念だったか。言葉もない」と悼んだ。

政府は首相訪米に向け調整しており、首相はバイデン米大統領との会談について「諸懸案の中でも特に一刻の猶予もない拉致問題の解決の重要性について改めて理解を深めたい」と語った。また、日本が主体的に動き、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記とトップ同士で直接交渉することが極めて重要だと強調した。「金氏と条件を付けずに直接向き合う決意だ」と述べた。

めぐみさんの母、早紀江さん(85)は「大事な子供たちを最後まで守る。拉致解決への願いは父母の思いであり、日本国家の問題でもある」と政府に奮起を求めた。集会には拉致問題担当相を兼務する松野博一官房長官も出席し「国内外の啓発に力を入れたい。ご家族に寄り添いながら全力で取り組む」と述べた。

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