一聞百見

伝統支える「日本の色」 染織家 吉岡更紗さん 

産経ニュース

「自然相手なので、時には台風などでとれなかった、といった事態も起こります。それでも仕事ができるよう、普段から心配りをしておくことも大切です」

最近、人気の商品を聞いてみた。レジ袋の有料化で、和のエコバッグともいえる「あずま袋」が注目されているという。簡単に折りたためてかさばらないのが特徴で、2色づかいの組み合わせも美しい。平安朝以降、季節ごとに決まった配色を楽しんだ「襲(かさね)の色目」も取り入れてさりげなく伝統を踏襲している。

色の取り合わせも美しい和のエコバッグ「あずま袋」
色の取り合わせも美しい和のエコバッグ「あずま袋」

「季節に合う色は意識しています。季節感を色で表すのが日本人の美意識だと思いますから」

そんな更紗さんにとって大切な仕事は受け継いだ奈良・東大寺の修二会(お水取り)や薬師寺の花会式、京都・石清水八幡宮の石清水祭など、社寺への奉仕だ。お水取りは3月の行事で2月ごろから準備が本格化するが、染司よしおかの準備はもう始まっていた。

「染めに稲わらの灰を使うのですが、そのわらの準備です」とにっこり。

「染司よしおか」の目と心を受け継いで。更紗さんは美しい色を求め続ける。

よしおか・さらさ 昭和52年、京都市出身。アパレルデザイン会社勤務を経て、愛媛県の西予市野村シルク博物館で染織技術を学ぶ。平成20年、生家で、江戸時代から200年以上続く「染司よしおか」に戻り、5代目の父、吉岡幸雄のもと染色の仕事に就く。絹や麻、木綿などの天然素材と、紫根や紅花など自然界に存在する植物での染織を行う。奈良・東大寺二月堂の修二会、薬師寺の花会式、石清水八幡宮の石清水祭などの伝統行事に関わるほか、国宝の復元なども手掛ける。

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