ヤクルト投手陣“劇的改善”のカラクリ 奥川ら代替球場でノビノビ投球…今夏の東京五輪の影響も 高津監督「打たれてもいいから四球は出すな」

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奥川、小川の9勝がチーム最多で2桁勝利はゼロ。規定投球回数に達した投手もいない。絶対的エースがいない先発陣を支えたのがブルペン陣だ。伊藤コーチが昨季まで2年間、投手コーチを務めた楽天では「中継ぎは3連投をさせない」など徹底管理されており、この起用法を導入した。僅差リードの展開でも要所で抑えのマクガフ、中継ぎエースの清水を温存。先発から転向させたスアレス、星、田口らで逃げ切るなどリリーフにも無理をさせなかった。

少数精鋭の先発陣を登板間隔を詰めてフル回転させた、巨人のチーム防御率はリーグ4位の3・63に終わった。ヤクルトの数字を下回ったのは10年以来。ヤクルト球団幹部は「巨人は中5日、4日のローテーションを組んでいたが、あれは間違いとは言えない。ただ中継ぎの使い方がムチャクチャ。〝マシンガン継投〟なんて言われていたけど、6月ぐらいに『あれでは中継ぎが1年持たない』と話していたら、案の定そうなった」とズバリ指摘する。

巨人とのCSファイナルを前に、高津監督は「(リリーフは)勝っている展開では全部いきます。先発から最後投げるところまでのイメージも、日本シリーズ7戦までやってます」と日本一へのシナリオも完成。自身が胴上げ投手となった01年以来、20年ぶりの頂点へ向けてポストシーズンの戦いが始まった。

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