首相会見詳報

(6)「改憲議論と国民理解は両輪」

産経ニュース
初閣議を終え、記念撮影に臨む岸田文雄首相(前列中央)と閣僚ら=10日午後、首相官邸(桐山弘太撮影)
初閣議を終え、記念撮影に臨む岸田文雄首相(前列中央)と閣僚ら=10日午後、首相官邸(桐山弘太撮影)

=(5)から続く

--国際人権問題担当の中谷元・首相補佐官は、外国での重大な人権侵害行為に制裁を科す日本版「マグニツキー法」の制定に積極的だが、首相の考えは

「中谷補佐官は、ご指摘のように超党派での活動などに参加し、法改正の議論にも参加していた。ただ、政府として人権の補佐官としてご活躍いただく以上は、政府全体の方針にしっかりと協力していただかなければならない。ご指摘の法改正については、超党派の議論は続いていると思う。その辺の状況はしっかり見た上で、政府としてしっかり判断していかなければならない。政府としてどう判断するか、しっかりと確認した上で、中谷補佐官にもしっかりその方針に従って行動してもらうこと期待したい」

--労働運動に対し、どのように向き合うか。働く人たちの声をどう政策に反映していくか

「私が申し上げている新しい資本主義とは、経済を成長した上で、その成長の果実をさまざまな地域の現場で働く方々一人一人に広く分配し、生活の豊かさを実感してもらう。そして、それが消費につながることによって成長と分配の好循環を実現しようというのが基本的な考え方だ。よって、この好循環を実現するためには、やはり地域、現場において、しっかり汗をかいておられる方々の声をしっかりと受け止めながら、現実の政策を進めていかなければならない」

「労働組合や現場で働いている方々の声も幅広く国民の皆さんの声として耳を傾け、丁寧で寛容な政治を進めていくことが重要だ。そういった姿勢の中で労働組合の皆さん、現場で働いている皆さんとも丁寧な対話を重ねながら、寛容で丁寧な政治を進めていく。こうした姿勢を大事にしながら向き合っていきたい」

--憲法改正について自民党に指示した体制強化とは、具体的にはどのようなことを想定しているのか。また、国民との対話を促す取り組みで具体的なものはあるか

「当然のことながら従来、自民党の中において憲法改正について議論する組織が存在するが、新しい内閣がスタートしたことを受け、また今回の衆院選の結果を受けた上で、より憲法改正についてしっかりと取り組んでいかないといけない。こうした声は党内にも高まっていると受け止めている」

「そういった方々とお話しする中で、従来の組織も大事な組織だが、より国会の議論ともしっかり連動する形で、そして国民の皆さんとの対話も重視する形で、党内の体制をしっかりと拡充することができないだろうかといった議論を今行っている。ぜひこうした議論をしっかり行った上で、党内体制についても考えていきたい。そういった思いを先ほどの発言の中に込めた次第だ」

「そして、国会の議論と、国民の皆さんの憲法改正に対する理解の二つは車の両輪であると思っている。この両方がそろわないと憲法改正は実現しない。ともにしっかりと進めていかなければならないと思っている」

「さらに言うと、この二つは両方進めることも大事だが、大変、関連する。国民の皆さんの理解が国会の議論を後押しするなど、関連する議論でもあると思っている。そういったことから、私も以前お話ししたが、自民党政調会長時代に地方を回りながら、憲法改正の議論を地域の多くの市民の皆さんと対話を行う形で行った。あのときの手応えを大事にしながら、これからも国民の皆さんとの対話の中で、国民の皆さんの憲法改正に対する思いを盛り上げていただく工夫を、党としても行っていくことが大事であると認識している」

「こんなことも今、党内の憲法改正に熱心に取り組んできたメンバーとも話し合っている。これが現状だ。こういった思いをぜひ形にしたいと思っている」

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