「歯の模型」配布へCF 大阪大と東大阪市がタッグ

産経ニュース
歯の模型で正しい歯磨きの方法を学ぶ視覚障害者(左)=大阪府吹田市
歯の模型で正しい歯磨きの方法を学ぶ視覚障害者(左)=大阪府吹田市

大阪大学(本部・大阪府吹田市)と東大阪市は8日、視覚障害者が歯磨きの正しい方法を分かりやすく学べる樹脂製の「歯の模型」を作る資金集めのため、クラウドファンディング(CF)を始めたと発表した。資金を元に東大阪のモノづくり企業3社が模型を製造。来年秋以降、全国各地にある大学の歯科病院や盲学校などに無償配布する。

両者が平成31年2月に結んだ「歯工連携協定」では初の具体的な取り組みで、「いい歯の日」(11月8日)にあわせて計画した。

阪大によると、歯科病院での歯磨きの指導は一般的に患者へ手鏡を渡し、手鏡に写った患者の口内を見ながら行う。だが、視覚障害者には難しく、通常の歯型より約8倍の大きさで、いろんな形をした磁石付きの歯を並び替え、患者の口内を再現できる「歯の模型」を試作。視覚障害者が模型を触りながら、歯磨きのポイントを学べるようにしたという。

模型で歯磨きの指導を受けた視覚障害者で豊中市のしんきゅう師、高田英治さん(46)は「模型を触りながら歯ブラシをどう動かせばよいかが分かりやすい」と語った。

CFでは12月24日までに1200万円を募集。東大阪市にあるオークマ工塗や水野製作所などが模型130セットを製造する計画だ。

会見した阪大の今里聡歯学研究科長兼歯学部長は、国民の健康寿命を延ばすには虫歯や歯周病を防ぎ、「口の健康である〝健口〟が大事」と訴え、東京、京都両大学にはない歯学部がある「阪大が貢献するのが社会的使命だ」と意義を強調。東大阪市の野田義和市長も「〝健口〟につながるモノづくりに役立ちたい」と話した。

CFのアドレスは、https://readyfor.jp/projects/ handai-hamokei

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