駒大連覇&歴代最多14度目V!! 史上最少8秒差で青学大振り切った/全日本大学駅伝

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8区で競り合う駒沢大の花尾恭輔(左)と青学大の飯田貴之=2021年11月7日午後0時43分、三重県伊勢市(代表撮影)
8区で競り合う駒沢大の花尾恭輔(左)と青学大の飯田貴之=2021年11月7日午後0時43分、三重県伊勢市(代表撮影)

全日本大学駅伝(7日、名古屋市熱田神宮―三重県伊勢市伊勢神宮=8区間106・8キロ)大学三大駅伝の第2戦。駒大が5時間12分58秒で2連覇を達成し、歴代最多を更新する14度目の優勝を決めた。最終8区で花尾恭輔(2年)が青学大・飯田貴之(4年)と激しく競り合った末、残り2キロでラストスパートをかけ、史上最少の8秒差で振り切った。10月の出雲駅伝を制した東京国際大は5位だった。3位の順大、4位の国学院大、6位の早大、7位の明大、8位の中大までが来年のシード権を獲得した。

2連覇を達成しチーム関係者(左)と抱き合って喜ぶ駒大のアンカー・花尾恭輔=伊勢神宮
2連覇を達成しチーム関係者(左)と抱き合って喜ぶ駒大のアンカー・花尾恭輔=伊勢神宮

■エース田沢流れ変えた 7人がつないできたたすきは、最後の一人に託された。最終8区(19・7キロ)の残り2キロ。駒大のアンカー、花尾が仕掛けた。17キロ以上走った後でも、脚が前に出る。青学大の飯田を振り切り、一騎打ちを制した。2連覇を強調するようにピースサインを作ってゴールに飛び込んだ。

「たすきが汗でびしょびしょで、選手みんながつないできてくれた重みがあった」

1区の佐藤条二(1年)が区間記録を更新する好走を見せたが徐々に失速。3区終了時点では首位との差は2分20秒、シード圏外の11位まで後退した。流れを変えたのが、2番目に長い7区(17・6キロ)に配置されたエース、田沢廉(3年)だ。首位と1分36秒差の4位でたすきを受けたエースは、区間賞でチームをトップに押し上げ、2位の青学大と18秒差で思いをつないだ。

■大八木監督采配が的中 区間最長の最終8区、花尾は8キロ付近で飯田に追いつかれて9キロ以上、後ろにぴたりと付かれた。それでも「引いたら負けると思った」と心は折れなかった。「自分は並ばれてからが強い。後半で(ペースを)上げられるのが持ち味。余力はあった」と自慢の粘り強さを存分に発揮。8区間106・8キロの伊勢路で、1位と2位の差はわずか8秒。歴代最少のタイム差で決着がついた。

「(田沢を)アンカーにするとそれまでに他大学に離される。その手前で食い止めたい。安定した花尾をアンカーに持ってくれば、そのまま逃げ切れる。長い距離に適性がある」。前回大会でアンカーを務め、優勝の立役者となった田沢を7区、5月の関東インカレ男子2部ハーフマラソンで2位(タイムは1時間2分0秒)の花尾を8区に起用した大八木弘明監督(63)の采配が的中した。

■主力けがで欠いても 今年の日本選手権男子1万メートルで3位の鈴木芽吹(めぶき、2年)ら主力をけがで欠いても連覇を達成。大学三大駅伝最多を更新する通算24勝目を挙げた。来年1月の箱根駅伝での連覇にも期待が膨らむ。「これから油断せず、次の箱根に向けて2カ月間しっかり調整していきたい」と大八木監督。〝平成の常勝軍団〟は令和でも栄光の歴史を作りつつある。(川並温美)

■花尾 恭輔(はなお・きょうすけ) 2001(平成13)年12月20日生まれ、19歳。長崎・大村市出身。長崎・桜が原中-長崎・鎮西学院高。2020年度の全日本大学駅伝では2区11位、箱根駅伝では7区4位。今年の出雲駅伝では3区4位。今年の関東インカレ男子2部ハーフマラソンでは2位。172センチ、52キロ。

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