「もう誰も裏切りたくない」 東京五輪の悔しさ晴らした岡沢 感無量の日本勢初「金」/ボクシング

サンスポ
ボクシングの男子世界選手権ウエルター級決勝で、判定勝ちし金メダルを獲得した岡沢セオン=5日、ベオグラード(ゲッティ=共同)
ボクシングの男子世界選手権ウエルター級決勝で、判定勝ちし金メダルを獲得した岡沢セオン=5日、ベオグラード(ゲッティ=共同)
ボクシングの男子世界選手権ウエルター級決勝で、米国のオマリ・ジョーンズ(左)を攻める岡沢セオン=5日、ベオグラード(ゲッティ=共同)
ボクシングの男子世界選手権ウエルター級決勝で、米国のオマリ・ジョーンズ(左)を攻める岡沢セオン=5日、ベオグラード(ゲッティ=共同)

ボクシング・男子世界選手権第11日(5日=日本時間6日、セルビア・ベオグラード)7階級の決勝が行われ、東京五輪代表でウエルター級の岡沢セオン(25)=INSPA=がオマリ・ジョーンズ(19)=米国=を3-2の判定で下し、金メダルを獲得。優勝賞金10万ドル(約1130万円)を手にした。岡沢の2試合前には、バンタム級の坪井智也(25)=自衛隊=がマフムド・サビルカン(20)=カザフスタン=に5-0の判定勝ち。2人が日本勢初優勝を果たし、2024年パリ五輪へ大きな弾みをつけた。過去最高は2011年ミドル級の村田諒太の準優勝だった。

■準決勝で左肩を痛めるも「必死だった」 パリ五輪へ光 悲願の世界王者になる勝者コールを受けると、岡沢はキャンバスに膝から崩れ落ちた。掌で顔を覆い感無量の表情を見せると、歓喜の雄たけびを上げた。

「なかなか突破口を開けず、厳しい試合だった。自分を信じてやるしかないと思っていた。迷ったら負けだった」

4日の準決勝で左肩を痛め、ミットをまともに打てない状況だった。1回は右ジャブと左ストレートを伸ばし、190センチ近い長身のジョーンズに立ち向かい3-2とリード。しかし、2回は相手の圧力に押されて手数が減り、逆転された。最終3回に手数を増やし、信じたアウトボクシングを貫いたことで勝利の女神がほほ笑んだ。

「つらかった。もう誰も裏切りたくなかった。必死だった」と涙がにじむ。今夏の東京五輪2回戦で、金メダルを獲得したロニエル・イグレシアス(キューバ)に2―3の判定負け。「東京五輪の借りを返しに来ている。必ず金メダルを取る」と宣言して臨んだ。

今年4月にフィットネスジム事業などを行う「INSPA」と所属契約を結び、スポンサーの支援による収入で活動。〝プロのアマチュアボクサー〟となった。「支えてくれた方々のおかげ。アマチュアボクシングは面白いと思っていただけるように頑張りたい」。

■賞金1130万円 ジムがある鹿屋市へ寄付するプランも 今大会は異例の高額賞金が用意され、優勝者には10万ドル(約1130万円)が授与される。岡沢は恩返しに使用する意向を示した。大会開催や子供たちへの普及に向けた企画の構想を披露。昨年7月に豪雨被害を受けた、拠点ジムがある鹿児島県鹿屋市への寄付も考えているという。

「ここで終わりではない。もっと強くなりたい」。日本のエースは3年後のパリ五輪を思い描くように、君が代を歌いながら澄んだ瞳で日の丸を見上げた。

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