ビッグボスと呼んで!日本ハム・新庄監督「優勝なんか目指しません」〝仰天プラン〟連発の就任会見

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就任会見で大笑いする新庄新監督。ワクワク、どきどきの新庄劇場が再びスタートした(撮影・三浦幸太郎)
就任会見で大笑いする新庄新監督。ワクワク、どきどきの新庄劇場が再びスタートした(撮影・三浦幸太郎)

日本ハム・新庄剛志新監督(49)が4日、札幌市内で球団と正式契約を結び、就任会見に臨んだ。1年契約で年俸1億円。背番号は選手時代と同じ「1」になると自ら明かした。阪神、米大リーグでも活躍したスター選手は「監督と呼ばないで。ビッグボスでお願いします」と早速、新庄節を炸裂。レギュラーの白紙や現役時代に札幌ドームの天井から登場したパフォーマンスを今度は選手と行うなどの〝仰天プラン〟をいくつも発表した。

2006年の現役引退から15年。「新庄劇場」の第2章がど派手に幕を開けた。胸元がはだけた約20センチもの大きな襟の白シャツ、ワインレッドのスーツにサングラス姿で就任会見に登壇。まるでハリウッドスターのような登場シーンだった。

「正直、自分が一番びっくりしています。22代目の監督として選ばれたことが非常にうれしく、また選手兼監督として契約してもらいました」

フジテレビ、日本テレビ、TBSなど民放各局が生中継した大注目の会見。冒頭で軽いジャブを放つと、同席した川村球団社長から突っ込まれ、「監督だけでした…。これからは顔を変えず、チームを変えていきます」と自身の〝整形ネタ〟に引っかけたジョークで、会場を爆笑の渦に包んだ。

監督就任会見場で報道陣に配布された新庄新監督の名刺。肩書きは「BIGBOSS」
監督就任会見場で報道陣に配布された新庄新監督の名刺。肩書きは「BIGBOSS」

この日、報道陣に配布された名刺には「BIGBOSS SHINJO」と記されていた。インドネシア・バリ島に住んでいた当時の愛称で「監督と呼ばないで。ビッグボスでお願いします」と呼びかけた。

野球界やファンも仰天した新監督の誕生。きっかけは2年前のメールだった。当時、現役復帰を目指しトライアウトを受けると宣言した新庄氏のもとに球団から激励のメッセージが届いた。「いつかまた会える日を楽しみにしています」とつづられていた。その内容に「選手に戻れる」と確信したが、待てども、待てども、オファーは届かず。そこから時を経て、今年10月12日に球団から監督就任を打診された。わずか1秒で「お願いします! やります!」と即答したという。

約1時間の会見では、いくつもの新プランを披露した。「レギュラーなんて一人もいない。今年入ったドラフト1位の子が開幕投手で投げているかもしれない」と今季までの実績は全く加味しない横一線スタートを表明。阪神時代の恩師、野村克也さん(昨年2月11日死去)を例に出し、「自分の考えを、野村さんじゃないけど、本にして渡そうかな」と〝新庄の考え〟をナインに浸透させる構想も明かした。

さらに、得意のファンサービスでは「天井から降りたいなとは思うね。俺だけでなく、選手も一緒に降りたい」と明かし、「優勝なんか一切目指しません。高い目標を持ちすぎると選手というものはうまくいかない」と言いつつ、「世界一の球団、世界一のチームにしたい」と壮大な夢も語った。

「暴れまっせ~。ホンマに。楽しみにしていてください。新しい野球をつくっていきますので。乞うご期待」と〝ビッグボス〟。唯一無二のスターが、日本球界に新たな一石を投じる。(石井孝尚)

★北広島市に建設中の新球場訪問「鳥肌立った」 新庄監督は午前中に、札幌市中心部から車で約30分、札幌駅から快速エアポートで2駅の北広島市に建設中(2023年開場予定)の新球場を訪問。日本初となる天然芝の開閉式屋根付きのスタジアムで、そのスケールの大きさに「鳥肌が立った。今までアメリカでいろんな球場を見てきたが、これは世界で話題になる球場になる」と目を丸くした。球場内の施設も見学し、「多少、監督室が狭かったんで、それはこれから僕がアイデアを出しながら大きくしてもらいたい」と新庄節も忘れなかった。

★今後の新庄監督 日本ハムは吉田、清宮、野村ら若手を中心に27選手が沖縄・国頭村で秋季キャンプ(3-16日)に参加中。初日から稲葉GMが足を運んでおり、「ピッチャー3人、野手4人のタレントを作り上げていけば、楽しいチームになる」という新庄監督も視察する見込み。チームは今月30日に札幌ドームでファンフェスティバル2021を開催し、さっそくファンに新監督がお披露目される可能性もある。来年2月1日からは1軍が沖縄・名護市で、2軍は国頭村で春季キャンプが始まる予定だ。

■新庄 剛志(しんじょう・つよし) 1972(昭和47)年1月28日生まれ、49歳。福岡県出身。西日本短大付高から90年ドラフト5位で阪神入団。強肩強打の外野手として活躍し、ベストナイン3度、ゴールデングラブ賞を10度受賞。2000年オフにFAでメッツへ移籍。02年はジャイアンツで日本選手初のワールドシリーズ出場。03年はメッツでプレーし、04年に日本ハムへ移籍。06年に日本一に貢献し、現役を引退。181センチ、76キロ。右投げ右打ち。

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