岡山県総社市の国道で4日、幼稚園に登園中の女児ら4人がはねられ2人が重体となった事故で、岡山県警が自動車運転処罰法違反容疑(過失傷害)で現行犯逮捕した会社役員、林田覚容疑者(64)=同県新見市=が運転中に居眠りしていたとの趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かった。
県警は5日、同容疑で林田容疑者を送検。赤信号を無視して突っ込んだ疑いがあるとみて、詳しい経緯を調べている。4人は衝突の衝撃で10メートルほどはね飛ばされた可能性があるという。
事故は4日朝、片側1車線の国道180号で発生。登園中に横断歩道を渡っていたとみられる女児(4)と母親(42)、別の女児(3)と母親の無職、金石ルリ子さん(46)がはねられた。4歳女児と金石さんが意識不明の重体となり、ほかの2人が重軽傷を負った。