バイデン氏、信頼獲得に腐心 協定脱退謝罪も COP26

産経ニュース
COP26首脳級会合でスピーチに臨むバイデン米大統領=1日、英グラスゴー(COP26ウェブサイトから・共同)
COP26首脳級会合でスピーチに臨むバイデン米大統領=1日、英グラスゴー(COP26ウェブサイトから・共同)

【エディンバラ(英北部)=塩原永久】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合で、温暖化対策をめぐって指導力の発揮を狙うバイデン米大統領が世界各国からの信頼獲得に腐心している。温暖化問題に背を向けたトランプ前大統領から一転して環境重視となった米国について、政策の継続性を疑う向きが海外に根強いためだ。バイデン氏は1日、COP26の首脳級会合で演説し、「言葉ではなく行動で示す」と語った。

「米国が(温暖化対策)交渉の場に戻るだけではなく、できれば手本となって世界を先導したい」。バイデン氏は、英北部グラスゴーでのCOP26に集まった各国首脳らを前に、こう熱弁を振るった。

バイデン政権は温室効果ガス排出量を2030年に05年比で50~52%削減する果敢な目標を掲げ、他国にも積極的な対策推進を求めている。演説では「この場所から変革をもたらす行動を始めよう」と訴えた。

一方でバイデン氏はCOP26の関連イベントで、トランプ前政権のもとで米国が地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を脱退したことについて「謝罪したい」と発言。協定脱退で「米国がまずい状況に置かれた」とも述べ、前政権の判断に批判をにじませた。

バイデン氏は1月の就任直後にパリ協定復帰を決めた。ただ、米国では大統領選で政権交代が起きるたびに、政策が正反対に振れる可能性がある。今後も環境問題で抜本的な政策転換が「再び起きる疑念」(欧州外交筋)が残る。

気候変動対策への真剣さを示そうと、バイデン氏はCOP26を含む今回の欧州歴訪に十数人の高官を引き連れて参加した。1日には、途上国支援の強化や気候変動対策の包括的な政策集を発表。2日も他国と連携して新たな施策を発表する予定で、国際指導力の発揮に強い意欲をみせている。

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