独占手記

ヤクルト・雄平、野球は「終わりなき旅」仲間に託した日本一への旅 

サンスポ
ナインに胴上げされる雄平。大好きな神宮で5度、宙に舞った(撮影・今野顕)
ナインに胴上げされる雄平。大好きな神宮で5度、宙に舞った(撮影・今野顕)

今季限りで現役を引退するヤクルト・雄平外野手(37)が1日、引退試合となった広島最終戦(神宮)の六回守備から途中出場し、七回先頭で左前打を放った。19年間のプロ野球生活を終えた〝野球小僧〟は本紙に独占手記を寄せ、感謝の思いを吐露。優勝セレモニー後に行われた胴上げでは5度宙に舞い、ナインに日本一の夢を託した。

19年間のプロ野球人生が終わりました。苦しいこともありましたし、今年は結果が出ずにとても悔しかった。でも、本当に野球が好きでした。

現役生活を振り返ると多くの人にお世話になり、感謝の思いが尽きません。まずは、スワローズの皆さん。尊敬できる歴代の監督さんたちや、たくさんのコーチとの出会い、ご指導があってここまで成長できました。いろいろな言葉、出来事が僕の財産になっています。優しい先輩方、仲良くしてくれた同学年、野球では頼もしく私生活ではかわいい後輩たち。最高のチームメートに恵まれて、楽しかったです。

次にファンの皆さん。新型コロナウイルスの影響で無観客試合を経験して、改めて存在の大きさを感じました。応援歌もとても気に入っていて、もっと聴きたかったというのが本音です。2010年シーズンから外野手に転向して、主に守ったのはライト。神宮だと後ろにファンの皆さんがいて、一緒になって守っている感覚でした。歓声も一番近くで聞くことができましたが、厳しい言葉を聞いたことは一度もありません。スワローズファンは常に温かかった。神宮のライトは、僕が一番好きな場所。最高のポジションでした。

そして、最後に家族。妻には言葉では伝えきれないほど感謝しています。全てを支えてくれたので、いつしか戦友みたいになっていました。僕がつらいときはつらく、苦しいときは苦しかったと思うのですが、そういうところを一切見せない。常に前向きでいてくれていたので、本当にありがたかった。その姿を見て頑張ろうと思えました。

15年に優勝する直前。ハンバーグを食べたら試合に勝つので、ゲン担ぎで1週間ぐらいずっと食べていました。僕は妻の作るハンバーグが大好き。毎回味を変えてくれて、一緒に食べていたのはいい思い出です。

登場曲の「終わりなき旅」は、妻が歌詞を見て選んでくれました。野手転向の際も、引退を決断した際も「終わりは始まり。新たなスタートだよ」と言ってくれました。今後も野球に携わっていきたい。僕にとって野球は終わりなき旅だと思います。僕に携わってくれた皆さんには感謝しかありません。本当にありがとうございました。(東京ヤクルトスワローズ外野手)

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