首相COP26へ 弾丸日程の初外遊 日米首脳会談も

産経ニュース
会見する自民党総裁・岸田文雄首相=1日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)
会見する自民党総裁・岸田文雄首相=1日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は英北部グラスゴーで開かれている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合に出席するため、2日から訪英する。10月の首相就任後初めての外国訪問で、衆院選で自民が絶対安定多数(261議席)を確保した追い風を受けた「外交デビュー」となる。半日程度の現地滞在中にバイデン米大統領との初の直接会談も調整しており、日米同盟の深化を目指す考えだ。

首相は1日の記者会見で「2050年カーボンニュートラルの旗を堅持し、アジアの『(温室効果ガスを排出しない)ゼロエミッション化』に向け、リーダーシップを発揮していく」と述べ、アジア諸国の脱炭素化支援を強化する考えを明らかにした。

首相は2日朝に出発し、同日午後(日本時間同夜)に開かれる首脳級の「ワールドリーダーズサミット」で脱炭素社会実現に向けた政府方針を演説する予定。電気自動車(EV)普及や蓄電池製造をめぐりアジアへの投資を表明する。3日午後に帰国する「0泊2日」の強行軍となる。

首相は衆院選直後のため訪英を見送る考えだった。選挙後の政権基盤の強化を優先する狙いがあったとみられるが、バイデン氏が参加を決めたため方針を転換した。首相は早期訪米に意欲を示しており、英国で初顔合わせを済ませて環境を整備したい考えだ。

ホスト役のジョンソン英首相は、首相の外相時代のカウンターパートで、英国がインド太平洋地域への関与を強める中、多忙な日程の合間に駆け付け、関係強化につなげたい狙いものぞく。政府高官は「民主主義国なら選挙直後に(外遊に)行くことはどれだけ大変か分かる。短い滞在時間だが首脳同士が会えば、事務方の交渉もスムーズに進む」と強調している。

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