鳥谷が引退「感謝の気持ちでいっぱい」 虎16年ロッテ2年、通算2099安打の名ショートが40歳の決断

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5月25日、鳥谷は移籍2年目で初めて甲子園球場でプレー。七回に西勇から適時打を放った
5月25日、鳥谷は移籍2年目で初めて甲子園球場でプレー。七回に西勇から適時打を放った

ロッテは31日、鳥谷敬内野手(40)が今季限りで現役を引退すると発表した。本人が同日、球団に申し入れた。後日、記者会見を行う予定。鳥谷は2004年の阪神入団以降、正遊撃手として長く活躍し、昨年3月にロッテに加入。今季は32試合の出場にとどまっていた。歴代2位の1939試合連続出場を果たし、通算2099安打を放った名選手が、18年の現役生活に別れを告げる。

長きにわたって阪神の中心選手として活躍した鳥谷が、昨季から2年間在籍したロッテでバットを置く。球団を通じ、感謝のコメントを出した。

「阪神で16年、ロッテで2年。いろいろな人と出会い、支えていただき、ここまで現役をすることができた。今は感謝の気持ちでいっぱい」

埼玉・聖望学園高から早大を経て2004年に自由獲得枠で阪神入り。早大の先輩でもあった当時の岡田彰布監督に「将来は阪神を背負っていく遊撃手になれる」と高い評価を受けた。1年目の9月9日から18年5月27日にかけて1939試合連続出場を果たし、衣笠祥雄(広島)に次ぐ歴代2位の記録を残した。

「練習の虫」として知られ、ナイター開催時でも午前中に球場入りし、ウエートトレーニング室で汗を流していた。今の阪神を担う大山や近本、糸原らが「鳥谷さんが練習しているから僕もやらないといけない」と周囲に漏らすほどだった。

転機は突然、訪れた。19年オフ、阪神からの引退勧告を拒否。現役続行を目指して退団し、春季キャンプ後の昨年3月にロッテに加わった。練習への真摯(しんし)な姿勢、的確な助言で若手の成長を助け、現役時代に自主練習をともにした井口監督は「お手本として動いてくれる」とたたえていた。

プロ18年目の今季、鳥谷は3年ぶりに開幕スタメンの座をつかんだ(遊撃手としては5年ぶり)。5月25日の阪神戦では移籍後初めて甲子園球場に〝凱旋〟。七回に代打で右前適時打を放って逆転勝ちに貢献し、虎党からも大きな声援を浴びた。

だが6月6日を最後に出場がなく、7月6日に出場選手登録を外れた。昨年12月の契約更改後に進退について「自分が辞めると思ったタイミングで辞めます」と言い切った。チームの優勝争いに貢献できず、レギュラーシーズン終了翌日に引退を申し入れた。

「チームが調子のいいときも悪いときもあった中で、力になることができず、ユニホームを脱ぐことを決断した。皆さまの支えと応援のおかげで試合に出続けることができ、プロ野球選手、鳥谷敬の形をつくれた」

プロ18年の通算成績は2243試合に出場して打率・278(2099安打)、138本塁打、830打点。阪神で積み上げた2085安打は球団最多。16年7月に途切れた667試合連続フルイニング出場は、プロ野球歴代5位の記録だ。

負担の大きい遊撃手で出場を続け、17年には投球を受けて鼻骨を折っても、翌日にフェースガードを着用して現れた。引退会見は後日、行う。強い体とプロ根性が18年間の現役生活を支えた。(山口泰弘)

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