乗客ら窓から避難、車内カメラ設置急務 京王線刺傷

産経ニュース
国領駅に停車する、事件があった京王線の車両=1日午前0時34分、東京都調布市
国領駅に停車する、事件があった京王線の車両=1日午前0時34分、東京都調布市

京王線の乗客刺傷事件では、危険を感じた乗客が特急の窓から身を乗り出し、ホームドアを乗り越えて脱出した。京王電鉄側は、車両とホームの隙間からの転落を防止するために乗務員らが車両ドアやホームドアを即座に開けない判断をしたと説明している。

京王電鉄などによると、特急が国領駅の前の布田(ふだ)駅を通過する際、乗客が非常通報装置のボタンを押した。装置には車掌と通話する機能があったが乗客側からは応答はなく、運転士らは本来停車しない国領駅で電車を停止させようとしたという。

だが、乗客が非常用ドアコックを操作したことなどから停止位置を調整するための加速ができず、通常の約2メートル手前で停車。車両ドアとホームドアの位置がずれたため車両ドアが開かず、乗客が狭い窓からホームドアを乗り越えて脱出する事態となった。

今回の乗客の避難行動について、テロ対策に詳しい公共政策調査会研究センターの板橋功センター長は「転落してけがをするなどの被害が出る可能性があり推奨はできないが、やむを得ない」とする。乗務員らの誘導に従って避難するのが望ましいとするが、「多数の乗客の安全を確保して統制して避難させるのはなかなか難しい」とする。

今回は車内には防犯カメラがなく、車掌は乗客の申し出で状況を把握した。防犯カメラについて、板橋氏は「今回のような犯行では抑止力は限定的だが、車掌らは状況を早く把握し、対処できる」と述べ、配備を進めるためにも「政府が財政面での支援をすべきだ」とした。

今回の事件を受け、松野博一官房長官は1日の記者会見で、防犯カメラの設置など安全対策の強化を進める考えを示している。

  1. 愛子さまご成年 3種類のドレスご着用、「ティアラ」で正装も

  2. 【底辺キャバ嬢の盛り場より愛を込めて】困窮女性の大量参入で「ヤバいパパ」が急増 シャワー浴びてる間に財布からお金を盗み逃走

  3. 日大・田中理事長は「相撲界の常識」踏襲 知らぬ存ぜぬでスキャンダル乗り切った過去

  4. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」

  5. 保健室女性教師「ソープ勤務」だけじゃない ハレンチ教員懲戒事件簿