SNSの罠

国際ロマンス詐欺 狙われる中高年

産経ニュース

会員制交流サイト(SNS)上などで知り合った海外の相手に恋愛感情を抱かせ、金銭をだまし取る「国際ロマンス詐欺」。近年、直接顔を合わさないネット上の交流が一般的になってから増えた犯罪だ。大阪府警が詐欺に加担したとして6人を逮捕した事件では、30~70代の男女66人が計約1億4千万円をだまし取られていた。ターゲットになっているのは、懐に比較的余裕のある中高年が中心のようだ。

一度も会わないまま

《将来結婚しよう》《愛しているよ》

東京都に住む40代女性の元には、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じてこうしたメッセージが頻繁に届いていた。送り主は、マッチングアプリで知り合った日本在住のカナダの外交官、「グレッグ・ドラーク」を名乗る男性。一度も会ったことがないが、連絡を取り合ううちに恋心を抱き、メッセージのやり取りを続けていた。

そのうち男性は、日本に荷物を輸入する際に発生する代金の立て替えを頼んできた。《(スイスに保管している)亡き父の宝石を日本に持ち帰りたい》《日本に持ち込むための関税が200万円かかる》と伝えられ、女性は男性が指定した口座に約210万円を振り込むことに。さらにその後も運送会社に支払う保険料や証明書の手数料といった名目で、数回にわたり計約150万円の送金を頼まれたという。

ガーナに拠点か

次第にエスカレートしていった金銭の要求。女性は違和感を覚えるようになったが、連絡を断つことはできなかった。だが、男性と連絡を取り始めて約5カ月たったころ、大阪府警が詐欺グループが利用していた口座を発見。入金履歴などから女性の被害が明らかになった。

府警は今年6~9月、口座を開設するなどしたとして、西宮市の会社役員の男(72)=詐欺罪などで起訴=ら6人を相次いで逮捕した。これまで30~70代の日本人男女66人の被害が明らかになっており、被害総額は約1億4千万円に上る。

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