衆院選2021年秋

“大激戦”全国51選挙区「情勢がひっくり返る可能性がいくつも」 “仁義なき”大阪10区、自民・山崎拓氏が辻元氏応援の異常事態

■大阪10区“仁義なき”大混戦

桜田氏には菅義偉前首相や高市早苗政調会長が、本庄氏には枝野幸男代表や安住氏が応援に入るなど、日に日に熱量が増している。

伊藤氏は「本庄氏は若く、政策にも詳しい。一方の桜田氏は『レジ袋有料化』について新環境相に申し入れてSNSで注目されたが、有権者がどこまで認知しているか」と分析する。

「元知事と前知事のガチンコ対決」は新潟5区(長岡市など)だ。自民党は泉田裕彦氏、立憲民主党は米山隆一氏が議席を狙う。泉田氏は知事時代、県出資企業のフェリー購入問題を地元紙に書かれて、4選を辞退した。米山氏も女性問題を週刊文春に報じられ、知事を辞職した。

伊藤氏は「中選挙区時代から自民党が強かった地域だが、必ず社会党系議員も当選してきた。過去のトラブルが有権者にどう映るか」とみる。

大阪では「日本維新の会が大躍進」と報じられるが、大激戦となっている選挙区もある。

大阪10区(高槻市など)では、立憲民主党の辻元清美副代表に対し、自民党の大隈和英氏と、日本維新の会の新人、池下卓氏が挑む構図だ。

辻元氏には、何と自民党の山崎拓元幹事長が応援演説を行い、党府連から党本部に山崎氏の「除名処分」を求める上申書が提出されるなど、異常事態が勃発している。

伊藤氏は「大阪では、日本維新の会が力を見せているが、辻元氏はあの語り口で、有権者に『親しみある大阪のオバちゃん』として浸透している。大混戦だ」と語る。

大阪11区(枚方市など)でも、立憲民主党の平野博文選対委員長と、自民党の佐藤ゆかり元環境副大臣、日本維新の会の新人、中司宏元枚方市長が、三つどもえの戦いを繰り広げている。

伊藤氏は「平野氏は松下電器の労組出身で組織票を持つが、野党共闘が『共産党へのアレルギー』でマイナスに働く可能性がある。佐藤氏の勢いは衰えていない。中司氏には地元での知名度があり、有権者がどうみるかだ」と分析した。

香川1区(高松市など)では、自民党の平井卓也前デジタル担当相と、立憲民主党の小川淳也氏が、過去6回激突してきた。そこに日本維新の会が新人の町川順子氏を擁立した。小川氏が公示前、維新側に「出馬撤回」を要請したことが報じられ、問題となった。

伊藤氏は「小川氏の『出馬撤回』要請の動きは許されない。平井氏は地元メディアのオーナー一族で、影響力が強い」として、平井氏を「優勢」と分析している。

zakzak

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