今からできる年金+10万円生活

スマホ1台で簡単ネット通販 リスクなく、確実な収益

・個人運営のネット通販が増えている

・スマホだけでネット通販の店が持てる

・SNSなどでの情報発信も必要

 定年後、自分のお店を持ちたいと考える人もいる。しかし、実店舗の取得や運営には多額の費用が必要なうえ、新型コロナウイルスの今後の状況も不安要素だ。

 ただ、コロナ禍でも、接触機会がほとんどないネット通販市場は伸びている。そこで定年後、年金にプラスする収入手段として、ネット通販の店を持つというのはどうだろうか?

 ネット通販を始める場合、従来は大手のネット通販モールに出店するのが普通だった。自分で通販サイトを作り、運用・集客するのは大変だからだ。しかし、大手通販モールに出店するのにも費用がかかる。また、競合店が多い場合は、埋もれてしまうかもしれない。

 当欄を読んでいる人の中には、大きな売り上げを稼ぐというより、自分らしいお店をリスクなく運営し、小さくても確実な収益を上げたいという人が多いだろう。

 そこで注目したいのが、個人で簡単に通販サイトが作れる「BASE(ベイス)」というサービスだ。

 実は、BASEを使ったネットショップの72%が1人で運営しているショップだという。また、ショップオーナーの24%が50代以上で、中には80代のオーナーもいるという。

 BASEが高齢者に人気なのは、さほどITに詳しくなくても気軽にネットショップを開けるからだ。BASEはメールアドレスがあれば無料で登録でき、通販の売り上げから一定の手数料が引かれる仕組みだ。

 実際にBASEを利用して商品を販売している二葉美智子さん(62)に話を聞いた。二葉さんは梅の名産地、和歌山県みなべ町でご主人と農業を営むかたわら、「みっちゃんの梅」という通販サイトを運営している。本場の南高梅は肉厚でおいしく、梅酒作りにもぴったりという。

 「私はITには無縁でした」と笑う二葉さんは現在、ショップの運営を全部スマホでやっていると言う。通販サイトでは、商品写真がとても大切。しかも、常に更新しなくてはならないが、「商品撮影からアップまで全部スマホでやっています」。

 二葉さんの梅は人の集まる場所で直売も行っている。お客さんと直接やり取りするのは楽しいが、場所代や交通費などの経費がかさむ。その点、通販サイトは効率的だ。

 「農作業を終えて、家に戻って注文を見るのが楽しいですね」

 最初は「何か始めたな」と笑っていたご主人も、通販で収入が3-4割増えたことで顔色が変わったそうだ。なじみ客も次第に増えたことで、フェイスブックにも「みっちゃんの梅」のページを開設。農作業の様子などをていねいに発信しているという。

 「ただ通販サイトを作っただけではダメ。SNSで情報発信したり、リアルなイベントをからめたりしていかないとダメだとわかってきました」

 二葉さんは、「自分が売りたいものを売っていけるのが何より楽しい」と話す。BASEの機能もどんどん充実しており、「売りやすく、買いやすくなっている」。今後は「梅染め」も展開していきたいという。

 ■藤木俊明 副業評論家。自分のペースで働き、適正な報酬と社会とのつながりを得ることで心身の健康を目指す「複業」を推奨。著書に『複業のはじめ方』(同文舘出版)など。


【実店舗と個人通販サイトの比較例】

  実店舗   個人通販サイト

 ■初期費用 かなりかかる 人に頼むとかかる(自分でやればほとんど不要)

 ■運営費用 かかる ほとんどかからない

 ■手間 かかる 

 ■自由度 自由

 ■商品陳列 スペースに限りがある ほとんど無制限

 ■販売相手 地元の人 世界中

zakzak


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