トヨタ「bZ4X」を2022年半ばに投入 EV展開本格化

産経ニュース
トヨタ自動車の電気自動車「bZ4X」(トヨタ提供)
トヨタ自動車の電気自動車「bZ4X」(トヨタ提供)

トヨタ自動車は29日、新型の電気自動車(EV)「bZ4X」を2022年半ばから日本や北米、中国、欧州など世界各地で順次発売すると発表した。EV専用の「bZ」シリーズ第1弾で、脱炭素化に向けて需要が高まるEVの本格展開に乗り出す。得意とするハイブリッド車(HV)に軸足を残しながらEVシフトを進め、25年までにbZシリーズ7車種を含む15車種に拡大させる考えだ。

トヨタ自動車の電気自動車「bZ4X」(トヨタ提供)
トヨタ自動車の電気自動車「bZ4X」(トヨタ提供)

bZ4Xはスポーツ用多目的車(SUV)タイプで、全長は約4・7メートル、幅は約1・9メートル。価格は未定だ。SUBARU(スバル)と共同開発したEV専用車台を採用して低重心などで滑らかな走りを実現し、広い室内空間を確保した。遮音性の高いガラスを採用して静粛性を高め、走行中の会話をより楽しめるようにした。

四輪駆動タイプでは、雪道での発進や悪路の登坂などでタイヤが空転するような状況でも走行性能を極限まで確保するスバルの技術を採用。1回の充電で、四輪駆動タイプで460キロ前後、前輪駆動タイプで500キロ前後走行できる。

バッテリー総電力は71・4キロワット時で、150キロワットの急速充電にも対応し、30分で80%まで蓄えられる。

「必要最低限の電池で、必要十分な航続距離を実現するため省エネ性能にこだわった」(担当者)といい、ヒートポンプ式エアコンによる暖房の効率化などで走行以外の電力消費を抑え、太陽光発電パネル装着車も設定。年間で1800キロの走行に相当する発電量を見込み、災害時に太陽光で充電ができる。日本と中国で生産する予定だ。

トヨタは30年までに電動車販売を800万台とし、うち200万台をEVと燃料電池車(FCV)とする目標を掲げる。電池の開発・生産に計1兆5千億円を投資し、米国での生産に約3800億円(約34億ドル)を充当する。

北米の現地法人と豊田通商が電池生産を手掛ける共同出資会社を設立し、まずはHV向け電池の生産に注力。EV向けも視野に入れる。

トヨタは1997年に初代を発売した「プリウス」などのHVを電動車の主軸に据え、多額の開発コストがかかるEVには慎重だったが、bZ4XはEV市場開拓の試金石となる。担当者は「bZシリーズのセンターポジションを担わせたい」としている。

 

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