原油価格、来年まで高止まりか 11月4日の産油国会合焦点

産経ニュース
石油ポンプとOPECのロゴ(ロイター=共同)
石油ポンプとOPECのロゴ(ロイター=共同)

需給逼迫(ひっぱく)への根強い警戒感を背景に、原油価格が当面は高止まりする可能性が出ている。ニューヨーク原油先物相場は指標の米国産標準油種(WTI)が2014年10月以来約7年ぶりの高値圏で推移中だ。目先の焦点は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が11月4日の閣僚級会合で原油の追加増産に踏み切るかどうかだ。見送られた場合は原油高騰に拍車がかかり、ガソリンや灯油価格がさらに上昇して生活を直撃する。

WTIの12月渡しは26日、前日比0・89ドル高の1バレル=84・65ドルで取引を終えた。前日25日には一時1バレル=85・41ドルを付け、年初から7割超も上昇した。

「原油価格の上昇には、石油業界としても大変憂慮している。産油国が世界経済の本格的な回復に向けた動きに水を差すことのないよう、適切な対応を行ってほしい」。石油連盟の杉森務会長(ENEOSホールディングス会長)は27日の記者会見でこう訴えた。

原油高騰の背景には、新型コロナウイルス禍からの経済正常化で需要が増える一方、供給の戻りは鈍く、需給逼迫への懸念が強まっていることがある。市場関係者の間では「来年初めごろまでは原油価格の高止まりが続く」との声もある。

OPECプラスは今月4日の閣僚級会合で、11月の追加増産を見送った。杉森氏は、11月4日の次回閣僚級会合について、「(日本などの消費国から産油国への)増産要請もあり、何らかの反映がされるのでは」と追加増産に期待する。

ただ、OPECの盟主サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は23日に米ブルームバーグテレビに対し「われわれはまだ森の中から出ていない。危機は落ち着いたが終わってはいない」と述べ、原油需要の先行きを慎重に見極めるべきだとした。OPECプラスが増産要請に応じるかは現時点では不透明だ。

追加増産見送りとなれば、原油価格に一段の上昇圧力が加わる。国内アナリストの「WTIは1バレル=90ドルが視野に入る」との予想が現実となれば、世界経済の先行きに影を落としかねない。(森田晶宏)

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