国家の流儀

岸田首相が総裁選で提案「人権担当の首相補佐官」は設置されるのか 中国企業の情報不足で日本の企業活動が影響…新設は急務

岸田首相は、習主席の中国に毅然と対峙できるのか(共同)
岸田首相は、習主席の中国に毅然と対峙できるのか(共同)

 今回の衆院選では、香港やウイグルなどで人権弾圧を繰り返す中国にどう対峙(たいじ)するのかも大きな争点だ。

 この争点について、岸田文雄首相は先の自民党総裁選で、画期的な提案を行っている。9月13日、中国政府によるウイグルや香港での人権弾圧に対応する「人権問題担当の首相補佐官」を新たに設置することを表明したのだ。

 人権問題の首相補佐官は、官邸内に置き、海外の人権問題の情報収集・分析などにあたり、外務省や法務省など関係する省庁を横断し、人権問題の司令塔としての役割を果たすとしていた。

 総裁選に勝利して、首相指名を受けた岸田首相だが、約束通り、人権担当の総理補佐官は新設されたのか。官邸の公式サイトを見ると、《内閣総理大臣補佐官(国家安全保障に関する重要政策担当)木原誠二》とあるだけだ。

 論点は2つだ。

 第1に、この「国家安全保障に関する重要政策」に、ウイグルや香港での人権弾圧に対応する人権問題が含まれているのか、ということだ。

 第2に、仮にそうだとしても現行の補佐官制度には数人のスタッフしかおらず、《海外の人権問題の情報収集・分析などにあたり、外務省や法務省など関係する省庁を横断し、人権問題の司令塔としての役割》など果たすことは無理だ。わずか数人のスタッフで《海外の人権問題の情報収集・分析》など出来るわけがないし、そもそも補佐官には《外務省や法務省など関係する省庁》に対して指揮・命令をする権限などない。

 なぜ、この問題にこだわるのか。

  1. 【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗

  2. 「不公平だ」 10万円相当給付決定、子育て世帯も不満

  3. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  4. 巨人・小林“謎の昇格”にナイン「いよいよトレードだ」と惜別 捕手を4人体制とした原監督の真意は

  5. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」