巨人・大竹が引退会見 宝刀「内角シュート」の誕生秘話 報道陣へカップ麺の差し入れも

G投きっての愛されキャラはカップ麺を抱いて笑顔
G投きっての愛されキャラはカップ麺を抱いて笑顔

 巨人・大竹寛投手(38)の引退会見が25日、都内で行われた。

 前日24日のヤクルト戦(神宮)でラスト登板。宝刀の内角シュートで打者のバットをへし折り、遊ゴロに打ち取ってみせたが肉体は限界を迎えていた。「春に右膝の痛みが出て、かばいながらやっていたせいか左の太ももにも痛みが出た。それが春の登録抹消のとき。その後、投げられるようになったんですが、また右膝を発症しました」。

 技術的な壁にぶち当たった広島時代の2007年、「飯を食えなくなる。そういう極限の状況」にまで追い込まれ、右打者の内角をえぐるシュートを習得した。これがFA移籍した巨人でも、先発から中継ぎに配転後に大いに生きた。

 「ダメなときって1回落ち込む。そのときに僕が考えたことって、『実際、自分はこんなものなんだ』と受け入れること。そこからどうするか。その繰り返し。あきらめるのか、やるのか」。クビ寸前まで追い込まれた18年オフから一転、19年は32試合登板で防御率2・77。翌20年も29試合で同2・59と火消し役で連覇に貢献した。

 この日の会見場には、積み上げられた報道陣への差し入れのカップ麺とともに、「私は102勝しましたが、101敗した男です。101敗のざんげの気持ちを込めて、お世話になった皆さまにラーメン101杯(敗)のありがとうをおくります」と直筆メッセージ。

 102勝101敗17セーブ25ホールドでつくった貯金は「1」でも、数字以上に愛されたバイプレーヤーの去り際に、鳴りやまぬ拍手が送られた。

(片岡将)

zakzak

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