定年後の居場所

年を重ねても幸せに暮らすキーワード「CADL」とは 強い動機になりうるモノやコトがさらに豊かな老後の礎に

年を重ねても幸せに暮らしていくにはどうすればいいのか。そのカギを握る重要なキーワードとして、ケアタウン総合研究所代表の高室成幸氏が提唱するのが「CADL」(文化的日常生活動作)という考え方だ。「Culture Activity of Daily Living」の略語で生活の中での楽しみや趣味、こだわり、仕事や役割、交流、思い出などを指す。なぜこれらが重要なのか。高室氏はこう解説する。

「CADLはいわば、本人らしい望む暮らしや楽しみのことです。いずれも本人の意欲と直結しています。例えば、年をとって思うように歩けなくなったとします。リハビリを頑張っても、元通りに歩けるわけではないと後ろ向きな気持ちになっても不思議はありません。でも、『孫と新宿伊勢丹で買い物ができるようにリハビリをする』となると、どうでしょうか。自分にとって大切なこと、したいという強い思いがあると希望や夢が原動力になり、実現の可能性も高まります」

つまり、自分にとって強い動機になりうるモノやコトを知っていると、のちのち役に立つ日がやってくる。だが、仕事ひと筋で現役時代を走り抜けた定年世代に聞くと「とりたてて趣味はない」「“何をしたいか”と問われても困る」という人も珍しくない。無趣味からの脱出にも秘訣はあるのだろうか。

「ジャンルはなんでもOKです。何かしらのアクションを起こしてみることをおすすめします。例えば、ほんのわずかでも料理に興味があるなら、料理教室に通ってみてもいいし、インターネットでレシピを調べて独学で作ってみてもいい。公園の植物や雲のカタチを定点的に撮影するのもいい。試しにカルチャー教室のはしごもいいでしょう」

逆に「自分は何が好きなのか」を頭で考えているだけだと「永遠に答えは見つからない」と高室氏は断言する。

「行動を起こせない人は多くの場合、確実な答えを求めがち。損をしたくないかもしれません。でも、人生の残り時間が少なくなる年齢にさしかかったら、失敗を恐れて動かず、時間だけが過ぎていくほうがよほどもったいない」

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