コンビニも注目する「カレーパン」ブームのなぜ 専門家が指摘する“必然性”とは

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今は、セブンが揚げたてカレーパンを提供してはいるものの、オープン当時、揚げたてを食べられる店は少なかった。店頭で揚げたてを提供することで「おいしい」と話題になっていった。また、具にチーズをたっぷり入れることで、食べたときに伸びるチーズを写真に撮ってインスタグラムに上げる人もいるという。

鎌倉という土地柄も人気を押し上げる。関東でも有数の観光地のため、幅広い世代の人が訪れるのだ。加えて、校外学習など学校の行事も多く、食べ歩きの店が多い小町通りは常ににぎわっている。

ジラッファ以外のカレーパン専門店も、ツワモノぞろいだ。ホリエモン発案の「小麦の奴隷」のザックザクカレーパンは開業3カ月で1万食を達成。全国各地に出店している。また、沖縄発の「もとむのカレーパン」はA5ランク黒毛和牛を使用したカレーパンを販売していて、他社との差別化戦略を取りながら拡大を続けている。

コンビニ各社の戦い方は?

ファミリーマートの主力商品は「ファミマ・ザ・カレーパン」(130円)。21年3月にリニューアルし、発売から2週間で200万食を突破。現在までの累計販売数は1300万食となっている。

「当時、パン販売の核となる定番商品の強化を図っていました。その中で、カレーパンは市場で人気定番メニューではあるものの、弊社の惣菜パンの中では売れ行きは中位で売れ筋商品ではありませんでした。商品を分析した結果、おいしくなる可能性を秘めていることが分かったのと、近年のカレーパンブームにも後押しされ、リニューアルすることになりました」(広報担当者)

具材をビーフカレーに統一、スパイスを後入れし、生地の国産小麦粉の配合を調整するなどの改良を重ねたという。リニューアル前は、中堅程度だったカレーパンは同社が販売する約100種類のパンの中で3番目に売れている商品に成長した。

「ミニファミマ・ザ・カレーパン3個入」(150円)という小さいサイズも提供する。また、「半熟たまご入りカレーパン」(180円)などアレンジを加えた商品も販売している。

「ファミマ・ザ・カレーパン」一点集中のファミマと異なり、ローソンのカレーパンはバラエティに富んでいる。現在、販売するカレーパンは全部で4種類。定番から糖質を抑えたもの、半熟卵入りなどお客のニーズに合わせて商品を開発しているという。

最も売れているのは定番の「スパイス香るビーフカレーパン」(130円)。毎年リニューアルを重ねており、前回リニューアルは21年2月だった。9月時点で、ローソンが販売するパン全体の売上ランキングでは、4位にランクイン。17種類のスパイスを加えたり、隠し味に昆布出汁を入れたりすることで、旨みを引き立てている。

同社はラインアップの多さについて、「秋冬はパン人気が高まる傾向にあります。カレーパンを含むパン全体でいろいろな種類の商品展開にチカラを入れていきます」と話した。

セブンは「揚げたて」で対抗する。6月から東京都内で「お店で揚げたカレーパン」(149円)の販売を開始した。袋入りのカレーパンとは具材や生地を変えているという。現在は神奈川県と東海エリアにも販売エリアを拡大しており、今後もエリアを拡大していく予定だ。

レジ横のショーケースに並べられており、今までパン屋や専門店でしか味わえなかった「揚げたて」を訴求する。売上数は非公開としているが、幅広い層から好評だという。

日本人が好きなカレーが入っていて、片手でサクッと食べられるカレーパン。まだまだブームは続くだろう。パン屋に専門店、ホテルにコンビニとプレイヤーがひしめく中で、「カレーパンといえばあの店」の称号を勝ち取るのはどこだろうか。

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