いずれも花巻東高(岩手県花巻市)出身である米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手とマリナーズの菊池雄星投手のサイン入り同高ユニホームが22日、市博物館で公開された。11月14日まで。
関係者によると、オールスター戦に初選出された菊池投手が「何か恩返しがしたい」と、花巻東高の恩師、佐々木洋監督にサプライズでプレゼントした。ユニホームには「花巻から世界へ」というメッセージが書かれ、高校時代を過ごした花巻市での一般公開が決まった。
大谷選手は7月のオールスター戦に、史上初めて投打の「二刀流」で出場。エンゼルスが、ベンチ裏で花巻東高のユニホームを持った2人の写真をツイッターに投稿し、話題となった。
博物館を訪れた花巻市の主婦、市川牧子さん(72)は「公開が待ち遠しかった。ユニホームを見たら元気が湧いてきた」と笑顔だった。