週末、山へ行こう

江戸幕府が石畳を敷いた山越えの道、昔の旅人たちの苦難を思う 箱根旧街道(神奈川県)標高820メートル

茅葺き屋根の建物が目を引く甘酒茶屋
茅葺き屋根の建物が目を引く甘酒茶屋

 晴れれば暑く、それでも吹く風は少し冷たさを感じる秋に、のんびりと街道ウオーキング。江戸時代からの石畳を歩くことができるハイキングコースとして人気の箱根旧街道は、江戸と大阪・京都を結ぶ旧東海道の一部。小田原箱根から三島までの区間は「箱根八里」と呼ばれ、旅人には厳しい山越えの道であった。

 江戸時代の初めに幕府により整備され、ぬかるみが多く歩きにくい山道に石畳が敷かれた。今でいうところの舗装道路のようなものだろう。現在も道中のあちこちに石畳が残り、樹林の中に続く風情ある道を楽しむことができる。もっとも、石畳の道は自然の石ならではの凹凸があり、さらに苔むしていたり濡れると滑りやすくなったりするので、十分注意が必要だ。

 箱根旧街道としてよく歩かれているのは、箱根湯本から芦ノ湖までの登り4里の区間。舗装道路を交えた歩きやすい道…とはいえ、うねった車道をぐいぐいと登っていく七曲がりをはじめ、急な登りが多くなかなかこたえる。舗装道路のない時代、この山道を歩いて越えた昔の旅人たちの苦難を思う。

 江戸時代から続く茅葺き屋根の茶店、甘酒茶屋で一息つくのも楽しみだ。甘酒と力餅が名物で、天然素材で作る甘酒は自然な甘みで体に染み渡る。夏はかき氷も味わえ、とくに自家製シロップのかき氷がおすすめだ。

 湯本から歩いてきて、ゴールは芦ノ湖の湖畔。山道を越えて湖に出ると、青々と水をたたえた湖の向こうに富士山が眺められて感動する。昔の旅人たちは、険しい山を越えてこの景色に出合ったときに喜びを感じただろうか。無事にたどり着いてほっとしただろうか。

 大きく眺められる富士山だが、曇りや雨ならもちろん、晴れていても白い雲に覆われて富士山の姿が全く見えないこともある。前回はきれいに富士山を眺められた。次回はどうだろうか。毎回、運試しのような気持ちで湖畔に向かっている。

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