20日午後6時半ごろ、堺市北区長曽根町にある大阪労災病院の浴室で、勤務医で30代とみられる男性が首から血を流しぐったりしているのを兵庫県警の捜査員らが見つけ、その後死亡が確認された。浴室は内側から施錠されており、大阪府警は自殺を図ったとみている。
兵庫県警などによると、県迷惑防止条例違反容疑で男性から事情を聴くため県警の捜査員複数人が病院を訪問した。男性は「準備するから待っていてほしい」と告げて部屋を離れたが、その後戻らず、不審に思った捜査員が捜索。地下1階の職員用浴室で男性を見つけた。近くには医療用のメスが落ちていた。
兵庫県警は男性に自殺の兆候はなく対応に問題はなかったとしている。