津田寛治「別人のようにやせた」役作りの舞台裏 公開中「ONODA一万夜を越えて」で小野田少尉役

 第2次世界大戦が終わってからも29年間、フィリピンのルバング島でサバイバル生活を送った小野田寛郎さんを描いた映画『ONODA 一万夜を越えて』(公開中)が注目されている。第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門でオープニング作品にもなった同作の舞台裏を探った。

 フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本による国際共同製作作品で、原作はベルナール・サンドロン。監督と脚本はフランスで最も注目されているアルチュール・アラリ。

 1974年3月、作戦任務解除令を受けて51歳で日本に帰還するまで、ジャングルに潜伏した小野田さんの日々をアラリ監督独自の視点で構成した本作は、小野田さんを知らない人にも共感できる人間ドラマに仕上がっている。約4カ月間のカンボジアロケを敢行し、臨場感あふれるシーンを作り上げた。

 国際共同製作映画でありながら、ほぼ全編が日本語のセリフで紡がれている異色作。成年期の小野田少尉を演じた津田寛治について、ミリタリーディレクションを担当したビッグファイタープロジェクトの越康広氏はこう語る。

 「津田さんとは別作品でもご一緒したことがありましたが、今作では役作りのため、別人のようにやせて、見つかったときの小野田さんのように頬もこけていた。軍人の所作に関しても、熱心に質問し、貪欲に役作りされていました」

 そして、映画でも再現された当時の小野田さんの生活ぶりについて「現地での小野田さんは、生と死が背中合わせの生活。雨しのぎは屋根代わりに大量の葉を使い、髪やひげは、トタンで作ったハサミを使ってカットするなど、身の回りにある物を改造して生活に必要な物をそろえていました。祖国日本のため、遠くルバング島まで派遣された彼らはどんな気持ちだったのか…」と思いをはせた。

zakzak

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