衆院選2021年秋

与野党“落選危機リスト”大物・著名候補28人 東京18区・菅直人氏が大接戦 大阪は三つどもえ 岩手3区・小沢一郎氏は高齢も意気軒昂

夕刊フジが作成した「落選危機リスト」は別表の通り。あくまで選挙区での情勢で、比例復活は含まない。与野党の大物・著名候補がズラリと並んでいる。

まず、東京では元首相がピンチだ。立憲民主党の菅直人元首相(75)のおひざ元・東京18区(武蔵野市、府中市など)に、自民党の長島昭久元防衛副大臣(59)が乗り込み、大接戦となっている。

長島氏は2017年に、共産党との共闘を模索した旧民進党を見限って、19年に自民党に入党した。今回は、古巣の東京21区(立川市、国立市など)から国替えしての出馬となる。17日には、菅義偉前首相がJR武蔵小金井駅前に応援に駆け付け、多くの聴衆が集まった。

小林氏は「長島氏は保守色が強い。中国情勢に不安があるなか、『安全保障通』であることも奏功しているのではないか。東京18区は伝統的に革新系が強いが、菅氏も若い有権者には『古い人』で、『民主党で失敗した首相』という認識なのかもしれない。長島氏の方が若さは伝わるだろう」とみる。

大阪では、三つどもえの大接戦だ。

大阪11区(枚方市、交野市)は、立憲民主党の平野博文元官房長官(72)と、前回17年選挙で比例復活となった自民党前職の佐藤ゆかり元環境副大臣(60)に、日本維新の会の新人、前大阪府議の中司宏氏(65)が挑む構図だ。

同区では以前から、自民党と旧民主党系、日本維新の会による激しいバトルが展開されてきた。当選回数を重ねた佐藤、平野両氏が抜けきれない理由を、小林氏は分析する。

「維新旋風が続いており、新鮮味ある中司氏が漁夫の利をさらう可能性がある。佐藤氏は初当選時の華やかさや存在感が、やや薄れた印象がある。平野氏は堅実だが、佐藤氏同様に印象が今一つだ。立憲民主党の党勢の弱さに、とばっちりを受けている」

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